JRAの競馬には10種類の馬券があります。それぞれに意味を持ってて、どれが優れてるとか劣ってるとかは当然ありません。レースにもよるし、資金状況とのバランスも大事だし、柔軟に対応することが馬券を当てること、競馬で勝つことの最短の近道です。
そんな訳で「競馬で勝つための方法」というコンテンツを設け、各馬券を解説していきたいと思います。今回は「単勝編」です。
俺(私)は3連複しか買わん!っという方は無理に読んで頂く必要はありません。それと言わずもがな、競馬で勝つ・馬券でプラスにするのは並大抵のことではありません。自分のことを棚に上げて、少々辛口で解説しております。お気に召さない方はスグに画面を閉じて頂いて結構です。
その辺りを考慮して頂いた上で、あなたの馬券力向上にお役立てでき、この記事が参考になれば私もとても嬉しいです。
コンテンツ
単勝とは
管理人が競馬を始めたのは1992年だからかなり前の話……。これは馬連が発売された翌年で、当時は単勝・複勝・枠連・馬連の4券種でした。私が最初に購入した馬券は単勝で、初めて的中した馬券も単勝でした。
スマホどころか携帯電話やインターネットも普及してない当時の写真は当然残ってません。当日は朝から広島ウインズに詰めててココが初的中となり大負けで帰りました。(プロフィール欄にも書いてます)
単勝はもっともシンプルな馬券で、どの馬が勝つのかを当てる馬券です。 出走する馬が2頭以上の場合に発売します。 馬番号で指定します。
競馬初心者にもベテラン馬券師にも人気が高い単勝馬券ですが、その他の馬券にも通じる「勝ち馬を探す」行為はやはり競馬の基本で、この馬券を抜きに競馬は語れないと思っております。私が競馬を始めた頃、その競馬のイロハみたいなのを教えてくれた先輩が居たんですが、今尚生きる私のバイブルとなっております。
そんな単勝馬券ですが、「勝てる買い方」や「買うタイミング」、「選ぶ馬のコツ」や逆に「負ける買い方」について、実例とともに解説していきたいと思います。
馬券生活者は単勝で勝っている!?
3連単馬券登場による環境の変化
競馬界も日々進化を遂げており、馬券の買い方についても多様化してきております。前述の通り、私が競馬を始めた1992年は4券種でしたが今は10券種……。当然インターネットでの購入など無かった時代ですし、馬券の買い方に変化が生じるのは必然の流れであります。
ここまで古い話は極端にしても、馬券購入者の減少がもたらす影響も少なくなく、ココでは実例を挙げて紹介したいと思います。
上の画は有馬記念当日の売上推移になります。1997年⇒2007年の違いは売上が40%以上も落ちてる点……。2007年⇒2017年の違いは、まだ3連単が後半のレースでしか発売がなく定着前だったことです。もしかしたら券種別で調べる方法があるのかも知れませんが、私はターゲットの使い方に詳しくないので分かりませんでした。そんな訳でJRA-VAN ネクストで調べてみました。
1997 | 2007 | 2017 | |
---|---|---|---|
単勝 | 207 | 146 | 275 |
複勝 | 134 | 93 | 165 |
枠連 | 973 | 206 | 159 |
馬連 | 6494 | 858 | 612 |
ワイド | 0 | 130 | 243 |
馬単 | 0 | 533 | 292 |
3連複 | 0 | 726 | 871 |
3連単 | 0 | 1827 | 1803 |
計 | 7808 | 4519 | 4420 |
第1期”単勝ガツン時代”1997
馬券生活者の馬券で一番最初にイメージできるのが”単勝にガツン”!ここでは無理やり1997年を定義して、そのデータではシェア率は3%程度ですが、そもそも売上の規模が今の倍近くあります。加えて当時はインターネットなど普及する以前の話……。大量投票が晒されて誰でもスマホで確認できる今とは全くもって異なります。当然比較にならないので次に進みます。
第2期”馬単へのシフト時代”2007
単勝のシェア率は変わらないものの、売上規模が40%以上減となっており、同列の比較が難しかった時代です。ここでは無理やり2007年を定義して、直近2017年の売上内訳と比較すると一目瞭然!馬単のシェアが倍近く異なります。時代とともに変化した象徴かと思われます。ただ、この馬単は相手を必要とする馬券で、単勝の親戚みたいな扱いで間違いはないのですが、アプローチの方法なんかが全く異なってくるので、ココでの解説は割愛させて頂きます。
第3期”単勝への回帰時代”2017
第2期と比べ、単勝のシェア率が倍増しているのが分かります。ここでは無理やり2017年を定義して、前記2期と比較してみました。後述しますが、相手が必要な馬券だとアプローチからマネジメントまで全て異なり、ココは単勝買いのデメリットよりメリットを上に取られた結果かと思います。
単勝を買うメリット
優遇されている控除率
JRAでは、競馬関係法令の一部改正に伴い、中央競馬における勝ち馬投票法ごとの払い戻し率を以下のとおり設定しております。
ご覧の通り、単勝と複勝に関しては20%の控除となっております。”馬券で勝つ”っというのは、例えば単勝なら売上から20%を引いたものを的中者で分け合う”ゲーム”ではなく”勝負”です。中には生活やら人生を賭けた人とも、真剣に奪い合うケースもある程過酷な挑戦に、あなたも挑んでいることは決して忘れてはなりません!
因みに宝くじの控除率は約55%……。しかも1等当選確率は1/1000万程度で、これが当たれば一発プラス収支になりますが、それ以外の人はほぼ全員負けると言われており、ギャンブルとしての観点ではまず成り立たないとも言われております。
点数は最大でも18点であること
JRA競馬のフルゲートは18頭です。一つのレースに最大でも18頭しか走らないので、全部買ったとしても18点で済みます。競馬初心者の方には凄い分かり易いシステムで、人気の高い理由はこの辺りにあるのだと思います。
資金管理がしやすい
上の項に付随しますが、最大で18点の買い目であることは、資金管理というマネージメントに長けていることも意味します。”馬券を獲る”、”競馬で勝つ”となると並大抵の努力では到底及ばず、馬券生活者にとっては当然ながら仕事そのものに該当します。経費垂れ流しの会社は当然経営に行き詰るのと同様に、本能に任せて馬券を買い散らかすような人が競馬で勝てるはずはありません。
私ですら買った馬券はもちろん、買わずに見送ったレースもシュミレーションするケースも多くあります。可能な方は挑戦して頂きたいんですが、例えば3連複のように相手を必要とする馬券は点数も膨大で、オッズも相手によって幅が大きくマネージメントには非常に不向きです。
その点、単勝の払戻金は該当馬が1着すれば2・3着馬の人気に関係してオッズが変動したりはしない!この辺りは前述の馬券生活者や大口投票者から好まれる要因かと思います。
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単勝って倍率が低いんじゃないの? 天皇賞秋2017
最大点数 | 単勝との点数比 | |
---|---|---|
単勝 | 18 | 1 |
複勝 | 18 | 1 |
枠連 | 36 | 2 |
馬連 | 153 | 8.5 |
ワイド | 153 | 8.5 |
馬単 | 306 | 17 |
3連複 | 816 | 45.3 |
3連単 | 4896 | 272 |
この手の類のデータは色んなサイトにも出ててご存知の方もいらっしゃるかと思います。これはフルゲート18頭に限定した数字になります。それゆえ、先程から紹介してます有馬記念の例が当てはまりませんので、ココでは2017年天皇賞秋を例に説明していきます。
このレースはフルゲート18頭で行われて、1番人気キタサンブラックが休養明け……。前走宝塚記念大敗からの巻き返しで、秋緒戦を制し以後ジャパンカップ3着⇒有馬記念1着で現役引退となりました。このレースを上の単勝との点数比に当てはめてみます(複勝とワイドは的中が3種類あるので単純に1/3します)。
単勝の方が上回っている券種は
逆に単勝より上回っている券種
単勝=だった券種
上記の通り、総点数から比較するとホントは安くないんですョ単勝配当って!っと声を大にして申し上げたいと思います。
上の2017年天皇賞秋のケースだと13番人気レインボーラインが入ってるので一見高配当に見えます。しかし、1⇒2⇒13番人気と人気順に入っており、これも上の単勝との点数比で紹介した通り、本来3連単ではなく3連複で獲った人の馬券が評価されるべきレースでした。それでも3連単5万馬券って言えば”凄いネ”ってなるんでしょうが、3連複15290円を獲ったとなると「何で3連単にせなんだん?」っとなったりもする……。
ましてや1番人気の単勝とかなると、酷いケースだと「お前バカじゃネ?」って位の勢いのヤツも居たりする……。でもネ……、それは素人なんですョ……。
”競馬で勝つ”とか”馬券で儲ける”ってなると色んなことを犠牲にもしなきゃいけないケースも出てくるはず……。そもそも”趣味競馬です”なんて言っただけで毛嫌いする人も居たりする訳なんですから、その辺りに関しては寛容に且つ、シビアに割り切る必要があると思いますネ。
そして、この項で一番お伝えしたかったことがありまして、これも巷でよく言われておりますが、「3連単5頭BOX60点(1点100円)で300倍的中させるのと、単勝5倍の馬を6000円1点買いするのは同じ配当!だから単勝の方が簡単で獲り易い」というのは間違いです。
3連単5頭BOXの方が獲り易いレースもありますし、どちらが簡単かなんかレースも把握せずに言えるようなことではありません。
単勝は1点買いってホント?
冒頭から申し上げてきましたが、時代とともに変化してきているJRA競馬の買い方……。一番影響を受けたのがココじゃないかと私は思っております。以下に、先程の1997・2007・2017年のデータを用い説明します。
1997 | 2007 | 2017 | |
---|---|---|---|
1.0~1.4 | 168 | 102 | 93 |
1.5~1.9 | 359 | 298 | 301 |
2.0~2.9 | 569 | 583 | 542 |
3.0~3.9 | 452 | 487 | 464 |
4.0~4.9 | 289 | 363 | 349 |
5.0~6.9 | 443 | 413 | 458 |
7.0~9.9 | 335 | 343 | 408 |
10.0~14.9 | 323 | 316 | 318 |
15.0~19.9 | 167 | 166 | 144 |
20.0~29.9 | 154 | 153 | 152 |
30.0~49.9 | 112 | 117 | 115 |
50.0~99.9 | 60 | 87 | 85 |
100.0~ | 15 | 31 | 29 |
計 | 3446 | 3459 | 3458 |
平均 | 9.2倍 | 10.4倍 | 10.5倍 |
この手の類のデータも色んなサイトにも出ててご存知の方もいらっしゃるかと思います。競馬では多くの数字が出てきます。今回のようにオッズだったり勝ち時計や上りタイム……。そのほとんどの数字の”平均”なる数字が出てきますが本来全く意味がない数字です。
無理やり例えれば、GⅠ10戦消化して勝ち馬が1・8・2・7・3・6・1・8・2・7枠から出たとする……。平均すると4.5だから4~5枠を買うのか!って話で、上記の通り一度も出現していない数字になったりする。平均というのはあくまで目安であることは覚えておかなければなりません。
それとこれは余談ですが、私はエクセルにも全然詳しくなく、このグラフを見れば一目瞭然!素人と思って頂いて結構です。そもそも未だに”オフィス2000”を使っております(笑)「%」とかで表示できればもっと分かり易いグラフになったんでしょうが、この辺りが私の限界であります。
時には親切にメールをくださる方もいらっしゃるのですが、何をどうやっても私にはこれ以上進歩しませんでした。そんな訳でして、もっと分かり易いグラフが必要な方は、このデータを引用して頂いて結構です。
「俺様が調べたデータを使いやがって……」などと垂れる程、時間がかかった訳でもなく、逆に皆様の馬券力向上のお役立てになるならむしろ大歓迎であります。私への許可も不要ですので勝手に使ってください。
第1期1997年頃
この無理やり定義した3期を、これまた強引に比較しますと、一番異なっているのが1.0~1.4のゾーンです。1997年は4.9%あった決着でしたが、2007年は2.9%、2017年は2.7%となっております。
これは、「ガチガチの馬が少なくなった」と捉えるだけでは少々物足りません。競馬のオッズは当然ながら投票額によって変動します。この”第1期”のように”単勝ガツン派”が、本来ならもう一つ二つ上のゾーンで獲れてた馬のオッズを下げていた結果と思われます。この実例については後述します。時代としては”1点ガツン”
第2期2007年頃
前述の通り、新券種登場によって馬単に移行されつつあった時代です。第1期で減った断然人気支持馬ですが、実は1.5~1.9倍、2.0~2.9倍のゾーンも1P数字を減らしております。増えたのが3.0~4.9のゾーンです。断然人気馬の扱いを馬単で代用し、2・3番人気辺りを狙う際に単勝を用いたのではないかと推測できます。単勝多点買いを聞きだしたのもこの辺りの時期です。
第3期2017年頃
再び単勝のシェア率が上がってきた近代競馬時代です。第2期との差はほとんど見られません。第1期~第3期を総じて比較すると、チョットグラフが分かり難くて申し訳ないんですが、単勝オッズ4.9倍以下の決着が、54⇒53⇒52%と1Pづつ下がってきております。
この辺り、これもたまに聞いたりする言葉ですが、「馬券上手な競馬ファンだけが残って、負けてるヤツが撤退した。だから、最近は好配当(高配当ではない)が減ったんだよなぁ~」ってのに繋がったりするんだと思います。
私としても、ある程度それもあるかとは思ってますが、全てじゃないようにも思う……。結局オッズって人間が作るものなので、そこに入る思惑とか私情みたいなのに寄るところが大きいんじゃないかなぁ~っとは思いますネ……。
買い方への考え方も変化があって、3連単多点買いが主流となりつつあり(!?)、当たり馬券に資金を寄せるよりも、いかに外れ馬券を減らせるか?に注視されてもきております。3連単の1列目に複数頭マーク(ココでは例として3頭)すれば、それはまぁ~凄い点数になるのは明白で、本線は3連単、他の2頭は単勝で、っといった馬券のコンビネーションもファクターに入りつつあるのを、時として実感したりもします。
多点買いも全然OK!でも破壊力なら1点買いです
これは単勝に限ったことではありませんが、仮に金額が均等であるなら、買い目が倍増えれば利益も約半減します。それを承知の上で多点買いするのは全然問題じゃないし、まず馬券が当たらないことには何も始まりません。それでも威力としはやっぱり1点買い!
この場合、オッズは無関係になるので、1.0倍の元返しでなければ的中=勝ち(プラス収支)になります。非常にシンプルで分かり易い買い方といえるでしょう。
【実例】50万を2億円にした「ミラクルおじさん」
前述”第1期”の”単勝ガツン”時代……。これが終焉に向かう結果となったのはあるニュースがきっかけだった……、っとは言われてはないんですが、私は原因の大きな理由になっていると今でも思っております。
前日発売が行われていた土曜日の11時ごろにウインズ新橋で一人の中年男性が安田記念の的中単勝馬券(130万円×9.4倍)の払戻金と引き換えにヒシミラクルの単勝を1222万円分購入した……
これは2003年の出来事で、私は一旦離れてた競馬に復帰した翌年であります。これには諸説があますが結局、誰だったのか正体も分からず、憶測の域を出ません。どうやら日本ダービーで単勝2.6倍の1番人気のネオユニヴァースに50万円を投じて的中。換金した130万円を翌週の安田記念で単勝9.4倍の4番人気アグネスデジタルにそのまま投じて1222万円GET!
ココで終わってればニュースにならなかった訳で、逆に言えばこの辺りまでのケースは他にもあるんでしょうが、この「ミラクルおじさん」はココで終わらなかったので伝説のギャンブラーになりました。何と宝塚記念の前日発売でヒシミラクルの単勝に1222万円という大金をぶち込んだんです!
この時点で伏兵の一頭に過ぎなかったヒシミラクルは前日1番人気に大躍進!最終的には6番人気に落ちつきましたが16.3倍!天皇賞春からのGⅠ連勝を飾り、ココが現役最後の勝ち鞍となりました。そして「ミラクルおじさん」は約2億円を手にし、その名の如くミラクルに伝説となりました。
この時の宝塚記念2013は単勝売上が約7億円程度……。この「ミラクルおじさん」が独りで約17%も買っていたことになります。1番人気は前年3歳で有馬記念を制したシンボリクリスエス。休養明けでしたがココまで3着内を外したことがない安定感で、この1222万円の投票がなければ実質1.7倍前後に支持されていた計算になります。
2番人気は3歳ダービー馬ネオユニヴァース。デビュー3戦目の白梅賞から5連勝中で、元々この馬の50万から始まった”コロガシ”でしたが、初古馬戦やら年明け6戦目やらを考慮したのならお見事!この馬も大量投票がなければ3.6倍前後の支持だった計算になります。
最後にヒシミラクルですが、この馬の単勝の約1/3は「ミラクルおじさん」が買っていたことになり、この大量投票がなければ理論上は26.1倍前後だったことになります。投票がニュースになり、更なる過剰投票を生んだ可能性も否めず、そうなると30倍超だった可能性も……。純粋にヒシミラクルを評価してた人にはえらい迷惑な話だった訳なんですが、それでも獲れなきゃ何も始まりませんからネ……。
ポイントとしてはGⅠ3戦に転がすことで安田記念から2週空けてレースを待ったこと!しかもその間、1円も使わず鳴りを潜めるなんて芸当で、まぁ~普通じゃないですネ……。これに関しては実は組織だったんじゃないか?って説もあるんですが、それにしてもお見事です!
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単勝を買うべきレースと買い方のコツ
単勝向きのレースなどない!
当然と言えば当然の話です。競馬場によってコース適正が異なるのと同じで、レースに出てくる馬によって展開からタイムまで全て異なるのが競馬であります。例えば2014年の有馬記念。暮れの中山2500m芝Aコース内回りで行われました。当然ならがグランプリGⅠでありまして、ジェンティルドンナがラストランを制し有終を飾ったレースでした。この時のタイムが2分35秒3。
2時間前に行われたグッドラックハンデも同じ中山2500m芝Aコース内回り……。大外枠配置ながら3歳馬レイズアスピリットが軽ハンデを活かして勝ったレースのタイムは2分33秒8。何年かに1度はこんなケースもありますョって一例で深い意味はないんですが、そもそもGⅠだからとかダービーだから、みたいにレースで選ぶ習慣は馬券収支にはマイナスにしかなりません。
私はサイト運営者の立場であり、重賞に関しては皆勤した上での年間プラス収支を目指している身でありますが、やっぱり犠牲にしてるモノも少なくないと思います。「GⅠ買えなんだら面白くないじゃん」って声も当然あるとは思いますが、少なくとも楽しみを優先しているうちは馬券で勝つ・稼ぐ・儲けるなんて言葉を言っちゃダメなように思いますネ…個人的な意見として……。
私もその辺り全然ダメダメで、書いててチョット心が痛いんですが、それ位ストイックに自分を追い込むような人にしか、幸せって寄ってこないんだ!って昔の恩人に言われたことがあります。この年になってチョット理解しつつありますが……(笑)
馬ありきでレースを選ぶのが大事
管理の方法は何でも良いです。とにかく大事なのは、狙ってる馬が出るレースのみを買う習慣を身に着けること!一番アカンのが、例えば競馬場で現地観戦してて、1Rが終わりました⇒2Rは何を買おうかなぁ~⇒この馬強そうやん⇒単勝購入⇒ってのは絶対アカン!繰り返しになりますが、狙った馬が出てるレースだけを買いましょう。
因みに私はJRA-VAN ネクストを使ってます。ターゲットの使用歴はまだ5年ほどの管理人ですが、このネクストは15年以上使ってます。機能が被ってる面もあってW使用はコスパ的に勿体無い面も否めないんですが、それでも補って余りあるだけのメリットもあるので、比較的セコイ私ですら利用を継続しております。
PC版は864円/月で、スマホアプリ・ケータイサービス(動画コース)が無料で利用可能となっております。
外出先で便利!JRA-VAN ネクストご利用の方は、無料でご利用可能!(動画コースを利用できるため、レース動画も閲覧可能)パソコンと同様の豊富なJRA公式データ。当日の出馬表、競走馬データ、騎手データなど・・・ 競馬に役立つ情報が満載!
これだけではあまりにも不親切なのでw、私の管理方法を一部紹介したいと思います。
TOPページはこんな感じです。Ny注目馬を600頭登録することができます。
左が未登録な状態で、「登録する」をクリックすると左のような画面になりボタンの色が変わります。
これはレース一覧画面です。My注目馬が出走するレースは赤字で表示されるので、狙い目のレースを見逃すことはありません。因みに馬柱は全レース印刷可能で、私は現地観戦の際はこれを持参している為、もう何年も専門誌を購入したことがありません。
各馬にメモを書き残す機能がついてて、これはMy注目馬登録の有無に関わらずコメントを残すことができます。
ここで、私がMy注目馬にチョイスするファクターの一つを紹介します。もう使い古された感も否めませんが、いわゆる”前走Vライン”です。
マウントゴールドは4月の烏丸Sで4番人気4着でしたが、道中の位置取りが2⇒2⇒4⇒7番手で結果4着……。通縦横ならこの逆で、7番手からポジションを上げて4番手辺りを追走し、捲くり気味に2番手まで進出するも脚がなくて4着……。これなら一般的ですが、この道中ポジションを下げて最後に盛り返す……、グラフにすると”V型”になることからVライン馬と呼ばれるようになりました。
この類、道中で不利を被った可能性もあり、非常にストレスを感じているケースもあります。できれば間隔を空けずに次走に挑みストレスを開放してあげるのが得策と言われてもおります。事実このマウントゴールド、前走のドン詰まりが嘘のように道中から好位をキープしポジションを上げて、4角3番手からは上り2位の脚を繰り出し他馬を寄せ付けませんでした。着差こそハナ差でしたが実質快勝の内容で勝ち上がったレースでした。
この類の馬をMy注目馬に登録して次走で狙う!私はこの管理方法で何年もやってきましたが無理強いはしません……。あなたに合った方法で管理すれば良いと思います。繰り返しになりますが、絶対アカンのが、「次どの馬買おうかなぁ~」ってスタンスで、これは絶対にNGであります。
積極的に単勝で買いたい馬とは
上の画は、私も何度もお世話になったパッションダンスの生涯通算成績です。【7.0.0.14】からも分かる通り、2・3着がなく、来るなら1着の典型のような馬でした。しかも勝ち鞍は新潟【4.0.0.1】と阪神【3.0.0.2】のみ……。他場は全敗で非常に分かり易い馬でした。
上の画は2018年5月20日(日)東京10RのフリーウェイSを勝った直後のロワアブソリューの生涯成績です。若駒時代から重賞好走例もあって期待された1頭ながら5歳時に準OPの身……。斤量増の57キロを背負い厳しいと見る意見が一般的だったのか、当日は5番人気の評価でした。
ただこの馬、初ブリンカー装着だったんですョ!最近ファクターに入れる人も少なくなってきたようですが、これは別馬に変身してまう可能性もあり絶対要注意です。
ブリンカーは馬の両目の外側部分に、革やプラスチックを材料としたカップ状などのものが使用される。頭絡に着脱できるものもあるが、競馬ではマスク状のものになっているものも多い。日本の競馬ではマスク状のものに「メンコ」と呼ばれる耳覆いを付したものが広く用いられている。着用することで真横や後方の視野を遮ることになり(馬の視野はおよそ350度である)、それによって馬が前方への進行に集中できると考えられている。競馬ではコース沿いにいる観客や、乗馬や馬車においても通行人や自動車などに驚いてしまうために考えられた馬具である。
通常、初ブリ馬は逃げるのがセオリーですが、この馬は控える格好……。これでハイペースに巻き込まれずに済んで、道中は完結Vライン(前述Vラインで1着まで届くケース)で見事準OP卒業となりました。年にそう何度もあるケースではありませんが、実質タダ貰いみたいなレースはしっかり獲る習慣にしなければなりません。
上の画はナスノセイカンの2018年3月末までの生涯成績です。狙い所は2016年の稲村ヶ崎特別。条件戦を連勝で勝ち上がってきた馬の取捨は皆さん頭を悩ますところかと思いますが、この馬のようにクラスが上がっても着差を広げて連勝してきた馬には特に注意が必要です。
2番人気で2.6倍と割に合わない配当でしたが、ココも実質タダ貰いみたいなレースで、しっかり獲っておきたいレースです。
っで、このレース、ナスノセイカンは道中4⇒6⇒6番手の位置取りで1着しておりますが、これは普通のVライン馬とは異なり、前記ロワアブソリューの項でも少し触れましたが、完結Vライン(前述Vラインで1着まで届くケース)と言います。
この類の馬は次走危険なケースが多く、若干狙いを下げる必要があり、事実ナスノセイカンは次走1番人気支持も2着まで……。この馬に限ったことではありませんが、お世話になったからズッと買うんじゃなく、”ありがとう”と感謝して私でいうならMy登録馬から外す作業に入りましょう。
他、挙げれば限がないのでまたの機会に追記するか別ページにて紹介させて頂きたいと思います。
買い方のコツ
思い切ることが一番大切になります。この時点で、あなたはレースをみて買う馬を探す作業ではなく、買う馬が居るレースだけをチョイスしている状況であります。そうなると、ココからの判断材料としては、
その他、ココでも挙げれば限がありませんが、ある程度裁量の部分も入ってくるので説明が難しくなります。例えば、あなたが見込んだ馬が1番人気に推されていたら……。一番やったらアカンのは、ココでも繰り返しになりますが、”レースを見送るのが勿体無いので少額買っておこう”っといった根拠のない行為……。これぞ正に愚行で、いわゆる”勿体無い”を履き違えている典型のようなケースです。
現地で観戦してる場合と自宅でPATの時では精神状態他何から何まで異なりますので、迷いが生じる方はあらかじめルールを決めとくのも一つの方法です。〇倍以下なら買わん!それで来たら来たで、「おぉ~、中々の相馬眼だったなぁ~」っで良いんじゃないかと私は思っております。
上の画はフォンターナリーリという馬の2018年5月27日までの成績。この日はダービーデーで、私の注目馬である同馬が京都の準OPダートに出走しました。結果的に1馬身半差快勝した訳なんですが、実は私はここを見送りました。
ダートの条件戦は昇級2戦目で狙うのがセオリーで、それも僅差負けの次となるとクラス慣れも手伝い勝率がグッと上がります。しかし、そんな辺りも見込まれてか1番人気支持で、主戦川田騎手がダービー騎乗で東京へ東上していることもあってチョット自重してみました。
これが現地で観戦してたらどうだったかは分かりませんが、その辺りの裁量部分に関しては私がどうのこうの言える筋合いでもありませんし、各個人の自信度などで判断して頂きたいと思います。
単勝を買って負ける人の特徴とは
単勝には向かないレースがある
前記の通り、単勝に向くレースなど存在しません。っが、向かないレースはあります。
そもそも出走データがないので予想のしようもなく、例えば血統で予想するなら買いようもあるんでしょうが、全弟でも走らなかったりするのもまた競馬であったりします。逆に兄弟が数頭OPまで出世して重賞でも勝ち負けするケースの方が稀であり、血統で人気する馬は嫌ってこそだと私は思っております。
それともう一つ……。新馬戦勝ちはサラブレッドにとって名誉でありステータスであります。これは使う側の人間にとっても同じであり、有力馬とかち合わないように使うレースを調整しているとの噂もあります。重賞と違って番組が豊富ですし可能といえば可能……。JRAも”無敗で弥生賞に駒を進めた2頭の対決”なんてなる方が盛り上がる⇒売上もUPと利害が一致する面も否めません。
”談合に加担”とまでは言えませんが、堅く決まる可能性が大きいレースで紛れを期待しても率が悪く、私としては見送りが賢明かと思っております。
これは展開が読めないのが最大のネックです。それでも新馬戦よりはましで、私も重賞とか大きいレースは買ったりもしてます。ただ裏目が限定になるし、購入対象馬も限られてくるので、あまり積極的には買ってません。しばらくはこのスタンスで挑むつもりにしております。
ダラダラと根拠のない馬券を垂れ流すのは最大の愚行
ココまで何度も書いてきましたが、レースが終わってさぁ~次のレースはどの馬を買おうかなぁ~って方は、もう途中でページを閉じてらっしゃるはず……。あなたは、買う馬が事前に決まってて、その馬が出走するレースだけを予想している……
はず……
これは現地で観戦してても、たとえそれがGⅠであっても……。
ツライのは私もよく分かります。ただ、それ位ストイックじゃなきゃ勝てないんですョ!競馬って……。私は結構現地観戦に入ってる方の人だと思いますが、ほぼ毎レース買ってます(笑)矛盾してるようですが、これはもう勝負じゃないんですョ。
このブログにUPしてる収支や馬券の画像とはPATも分けてますし、それはもう完全に遊びの範囲内……。
100円・200円で勝負勘を養う勉強だ!などと割り切れる方は買ってもいいと思います。
ただ、根拠のない馬券は絶対NG!私は仮に現地で外れ馬券を捨てても、家に帰ったときに何を買ったか忘れてるような買い方は絶対にしません。根拠を持って購入し、反省を持って次に活かすようにしましょう。
断然1番人気を買ってしまう心理
その現地で観戦してて毎レース馬券を買ってると訪れるシーンがあります。”1番人気だけどこの馬しか買う馬がいない”。そんな時こそ差が出るものであります。堂々と見送って、チョット早くてもご飯を食べに行ったらいいんですョ!100円・200円とはいってもギャンブルには貴重な資金源。我々は命の次に大切なお金を賭けて挑んでいるのです。
その意識が希薄になるようなら、やっぱり狙ったレースのみを買う方法をオススメしたいと思います。私だったら絶対に見送ります。
善戦マンに順番は回ってこない
上の画は、2018年ダービーデーに京都のOP安土城Sで2着したモズアスコットの成績です。デビュー3戦目から4連勝し暮れの阪神Cでは3歳馬ながら1番人気に推され0.4秒差4着……。重賞制覇も目前と思われ明け4歳から重賞を2戦し1・2番人気支持も連続2着となって格落ちのOPを使ってきました。
これは斤量が0.5キロ増とかバウンド短縮がどうとかって話じゃなく、条件戦なんかで特に多いんですが善戦マン……。勝ち切れないタイプの馬がいることです。ココでも断然人気150円支持を2着しましたが、オッズ云々以前にこのタイプの深追いは大変危険です。
競馬のレースって重賞は次に繋がってて、前哨戦⇒本番のGⅠとか一つの流れになっています。ただOP以下となるとレース単体で考えた方が無難で、クラシックのトライアルなんかを別で考える方もいらっしゃるかとは思いますが、権利取りが第一になって来る馬が多く、相当な大物感がないと本番ではほぼ用無しになってしまいます。
それゆえ、このモズアスコットのようなタイプ、人気落ちのマイラーズCで買うのがギリギリで、その次となるとGⅠ以外では手を出してはいけないタイプになります。単勝を買う上では大事なファクターになってくるので長々と説明させて頂きました。
”騎手”のファクターは他の券種よりも大きくなります
前記2例紹介させて頂いたのはどちらも2018年のダービーデーでした。偶然にもどちらも坂井騎手が乗り替わりで騎乗し、9・10Rともに1番人気支持……。この時点でまだ20歳の若武者で、1・2着したのは立派な成績だと思います。別に個人的な恨みがある訳でも何でもないんですが、どちらもリーディング争いをするようなTOPジョッキーからの乗り替わりで、相当なプレッシャーもあったかと思います。
私がここで申し上げるのは騎手の腕云々ではなく、そのプレッシャーの部分です。やはり1番人気の馬に騎乗する際と10番人気の馬だとマークの厳しさは全然違うし、TOPジョッキーからの乗り替わりとなると、当然有力馬が増えてくる訳である程度の人気も必然……。普段の力の半分しか出せなくても全然不思議ではありません。
我々にとって競馬はギャンブルであり、馬券の対象の一つでありますが、ジョッキーにとっては当然仕事でもあり彼らはアスリートです。その辺りの心情的な部分は敏感に汲み取らなければなりません。当然ながら、主戦騎手からの乗り替わりや明らかな鞍上弱化はマイナス要素になります。
管理人の実馬券を例にみてみる
この日は2016年10月8日(土)in京都競馬場。東京ではサウジアラビアRCが行われた日のいわゆる裏で、翌日の日曜日は東京で毎日王冠、月曜日が体育の日で京都大賞典と3日間開催の初日でガラ空きでした。私は待ち合わせがあって京都競馬場に出張ってたんですが、この日はMラジさんのオフ会があるとのことで、私は呼ばれてもないのに午後から押しかけた次第であります。
午前中は当初の用事を遂行すべく開門直後から競馬場入りしてましたが、久々にお会いする方も多くとても馬券どころじゃない……。そんな訳で”お話タイム”に入ってしまい1~3Rは”ケン”。4・5Rは新馬戦ゆえ予定通りの”ケン”。解散前最終となった6Rは、購入候補だったダノンレーザーが断然1番人気に支持され、その上あまり良くみえなくてココも”ケン”(170円支持3着)。これで午前中の部は一度も馬券を買うことなく解散となり、Mラジさんのオフ会に参戦させて頂きました。
7~10Rは購入馬が4・11・14・13着と散々な結果で迎えたメイン11Rは平城京Sで上の画……。1番人気のモズライジンは3戦連続2着で危険な人気馬(結果ココも2着)。私が本命視したのは2番人気タムロミラクルでした。
年明け9戦目は気になるものの、3月に1000万下を勝ったときから交互に連対と3着を繰り返し今回は順番!準OP以降、主戦川田騎手も交互の騎乗で、オール連対騎手への鞍上強化!結果、12頭立てにしては好配当の4.8倍を的中し、回収率がこの時点で80%にまで回復しました。
勢いそのまま迎えた最終はダート1200m500万下の一戦。このレースの購入候補馬も決めていたのでスンナリですが問題は金額……。メインで当たったのもあって増額しました。
私が選んだユアマイラブは昇級2戦目……。1.6秒差は負け過ぎで2キロ増の55キロも気にはなったんですが、減量の鮫島騎手からヴェロン騎手へのスイッチは鞍上強化!ココがデビュー5戦目の3歳馬ですが、中京の7着以外は全て京都ダートを使ってオール掲示板確保も決め手となりました。
ポンっとスタートを決めると終始積極競馬で好位をキープし直線も脚が衰えず半馬身差1着!私の中では金額の調整のみでしたがファインプレーな馬券で、この一発(5.6倍)により回収率200%で帰ることができました。
まだまだお伝えしたいことはいっぱいあるんですが、時間を作って追記なり別ページを設けるなりしたいと思います。あなたの馬券力向上のお役立てになれば管理人としても嬉しいです。
以上、【買い方】単勝を買うタイミングとレースを選ぶコツとは【多点もアリ】編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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