ココでは馬券の買い方をメインで紹介します。今回はパート3、レースに応じた買い方についてです。「俺の買い方は5回に1回万馬券が当たる」そんな方は結構いらっしゃいますが、それは何点で的中してるのか？トータルではどの辺りの回収値に収束するのか？を明言されてる方は多くありません。
せっかく時間をかけて検証した馬券術なんですから、きちんと理論立てて、トータルでプラスに持っていけるようにしたいですネ。
尚、今回のテーマも、ごく一般的な例を取り上げてますので、競馬上級者の方には不向きな記事になってます。
ユーチューブでも説明してます。
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馬券の買い方シリーズ
【競馬予想】馬券の買い方シリーズ パート1 堅いレースこそ〇〇〇馬券で！
【競馬予想】馬券の買い方シリーズ パート2 期待値と合成オッズの話
買い方を統一してる場合のメリット・デメリット
『俺（私）は3連単しか買わん！』っと豪語!?される方は多くいらっしゃいます。自分の考え（予想）を100％馬券に表現する事こそがプラス収支への近道と考える管理人としては、3連単こそ最強の馬券であることに異議はありません。ただこの場合、その馬券は必ず、アナタの考え（予想）を100％馬券に表現しなければなりません。
上の画は安田記念2020の結果です。
上の画は一例ですが、3連単2頭軸相手4頭のマルチです。これは24点なんですが、この買い方をされてる方は多く存じ上げてます。
もしアナタの考えが、「1着はアーモンドアイで間違いない」、「2着もインディチャンプが抜けてる」っと考えて上の馬券を組んだのなら、これは、あなたの考え（予想）が反映されてるのは4点にすぎません。他の20点は考え（予想）からズレてるので、これを3連単で獲ろうと考えるのは少々虫が良すぎます。
実際このレースは上の馬券で的中し、24,000円⇒112,400円で回収率468％の高額払戻を受けてる訳ですが、これは結果論であって、予想と馬券が噛み合ってない典型的なケースです。
メリット
馬券の券種や点数、金額を決めておくと購入時にスムーズです。最近少なくなりましたが、券売機で何度もエラーを出して、横から出てきたおばちゃんが実質マークしてあげてるようなおじさん……。こんなケースは少なくなります。
上の例のようなG1では、ある程度事前に予想が固まってるケースがほとんどだと思いますが、平場でさっき見たようなレースになると、瞬時に判断を迫られるので、馬券に費やす時間をなるべく減らして、予想に充てたいと考える方も少なくありませんし、これは間違ってません。
デメリット
上の安田記念2020のようなケースが顕著な例です。アナタの考え（予想）が全然反映されてません。もしアナタが3連単2頭軸相手4頭マルチを主戦の馬券にし、且つそれで統一してるのであれば、このようなレースはG1でも見送らなければなりません。それは、アナタのテリトリー外なレースだからです。
そして、的中率がある程度の所で収束するのもデメリットですネ。これは一見メリットにも思えますが、例えば的中率2割で1日12Rなら、若干の誤差こそあれ、全戦全勝などと言った神懸ったような事にはなり難いです。
ではどう買うべきなのか
この安田記念2020の例では24000円を投票金額にしてますが、別に2400円でも構いません。ややこしくなるので24000円の例で説明しますが、まず本線の5⇒6⇒相手4頭の3連単は必須です。ここで絶対やったらアカンのが、相手4頭の人気馬に多く張る事です。相手4頭は考え（予想）としてはフラットな訳ですから、人気薄台頭時に回収率が跳ねる買い方をしなければなりません。逆に人気薄の方に多く張るのはもちろんアリな買い方です。
次が3連複です。マルチでアナタの考え（予想）とはズレた20点でしたが、これが3連複となると予想を“ある程度”踏襲してきます。5-6⇒相手4頭の4点ですネ。ここでも相手4頭の人気馬に多く寄せる行為はNGです。
次に買いたいのが馬連です。アナタの考え（予想）はアーモンドアイ⇒インディチャンプのワンツーは堅いっと言う見立てなのですから馬単も悪くありませんが、この場合、5⇒6の馬単が3.7倍なのに対し、馬連は3.1倍つけてました。これ位の差ならヘッジを利かした馬連をチョイスすべきでしょうし、馬単は本来、人気薄⇒人気の“裏”でこそ妙味のある馬券です。
最後に加えたいのがワイドです。アナタの考えでは“2頭は鉄板”、“相手もこの4頭”っとなった訳ですが、案外相手が抜けるケースって多いものです。この辺りは経験則でお分かりの方も多いと思いますが、かと言って、全馬押さえてると限がありません。このワイドを8000円購入する行為は、3連複全流しを各600円購入する行為と“ほぼ同じ意味”を持ちます。
実際、この安田記念2020では、このワイドは1.7倍で、8,000円の投票なら⇒13,600円で回収率は当然170％。対する3連複は各600円の投票で7,200円⇒8.4倍×600＝5,040円止まりの回収率70％のガミになってます。パート1でも説明してますが、“堅いレースこそ易しい馬券で”はギャンブルのセオリーです。
買い方をレースに応じて変えてる人のメリット・デメリット
上の画は阪神カップ2019の結果です。
上の画は阪神カップ2019、私の買い目です。
メリット
自分の考えを“ほぼ100％”馬券に表現することが出来る事ですネ。このレース、私の結論としては、
これだけでしたｗ。
本命マイスタイルが13着に飛んだにも関わらず回収率885％になったのは、
これに限ります。馬券は2券種2枚ですが、これで私の考えを完全に網羅してます。
デメリット
これはG2戦で、私としては週初めから検証検討を重ねた重賞だから良かったですが、例えば現地で打ってて、さっき観たような平場のレースだったら、こうもいかなかったかも知れません。レース間隔は30分ですが、
これで25分ですから、それでもやっと5分前には券売機に並べるレベルです。買い方が先に決まってる場合は、BCDの15分を5分程度に短縮できるでしょうし、その時間を予想に費やすことができます。
実際、予想が好きで、買い目に時間を費やしたくない人は多くいらっしゃいます。それぞれにメリットもデメリットもありますが、これは性格による所も結構大きいので、自分に合った方法を早く見つける事を強くお勧め致します。
実馬券にみる買い方応用編
私が1日中競馬場で打ってる時、まず最初に決めるのが『リスクを幾らまで取るのか』です。そこから、最低目標（イーブン）⇒普通の目標（プラス1万円or回収率200％）⇒最大目標（プラス10万円or回収率1000％）っと言うように組み立てて行ってます。
この場合、『調子が良いから、稼げるだけ稼いでやる』ってのもギャンブルの醍醐味ですが、折角第一ハードルをクリアしたのにパーにしてはいけません。上の例だと、イーブンをクリアしたなら、そこは絶対に下回らないようにしてます。
以下の例は2019年最後のJRA開催だった12月28日（土）です。この日はフランケルJrさん、菊正宗さんとウインズ広島で朝イチから馬券を打ち、夜は火下遊さん、田宮歩さんと合流し忘年会の日でした。そのまま広島に泊まって、翌日は始発で東京移動と多忙を極めてたんですがｗ、生憎馬券が絶好調で、こんな形で紹介するなら写真を撮っておけば良かったと後悔してます。
私が座った指定席の目の前が中山の放送だったので、まぁ～予算も限られてたので中山競馬場に専念しました。前述の通り、リスクは1万、目標はイーブンの回収率100％⇒プラス1万⇒プラス10万ですネｗ。
ちなみに、私は1日のリスクを1万円取って、10万超回収を達成した事が、覚えてるだけでも最低4回はあります。ほとんどが単勝（稀に複勝）で、もう12戦10的中とか信じられない位に神懸ってたんですが、これは性格やスタンスもあるので、完全にマネできないにしても、何かの参考になればと思います。
1R未勝利 ダ1200ｍ
ココで一番狙い難いのは、2着3着を繰り返してる人気馬です。1番人気が競ってたんですが、一方がこれに該当してたので、私の単勝はもう一方の12でスンナリ。結果的に同オッズの2番人気に落ち着きましたが、1点買い4倍で朝イチ的中は爽快ですｗ。
2R未勝利 ダ1800ｍ
ここも同様で危ないのは2番人気の6でしたが、23.5倍の14には手が回りませんでしたネ。ココは初ダートの5の複勝4.4～7.9倍に“転がし”に行ったんですが、再三繰り返しての通り、まずは回収率100％が目標なので、全部を転がしませんでした。これは良い悪いではなく、この日の私はリスクを回収する方が先決な状況だったのです。この辺りはその時々の状況により異なりますが、参考にして頂けたらと思います。
3R未勝利 ダ1200ｍ
ココは2着3着の繰り返しは皆無ながら、前走初ダートを2着したエターナルダイヤが危険な人気馬です。しかも同距離同コースを2着までっと言うことで、妙味を考えれば連続距離短縮の2番人気馬に当然落ち着きます。この6.1倍も好配当でしたネ。
4R未勝利 芝1800ｍ
ココは3着⇒3着ときて大外配置のウインキートスが怪しかったんですが3馬身半差圧勝！私は同距離同コースを2着のルヴェルソーに妙味を感じたんですが3着で馬券は完敗です。“コロガシ”が成功しないと1000％は厳しいですネｗ。
7R1勝クラス 芝2000ｍ
5・6Rは新馬戦なので見送って、広島ウインズから徒歩5秒のカレー屋さんに行きました。とても美味しいのでお勧めです。
ここまで芝は2鞍行われ全て内伸び。そんな訳で上位人気馬を観てみると、軒並み外を回して差す馬ばかりの中、1頭馬柱が光って観えたのが12クリノオスマンでした。
前走は距離短縮も位置取りがしっかりしてて、ココは更に1F短縮ですが楽しみの方が大きかったです。拮抗した1・2番人気でしたが、最終的には2番人気に落ち着き半馬身快勝！4.3倍の的中です。
8R1勝クラス ダ1800ｍ
近3走を2⇒3⇒2着のマックスアンがマーフィー騎手で断然170円支持……。これこそが単勝で打ってて
一番ワクワクするレースですｗ。しかも前走的中で資金増額のタイミング！これは2頭、正直迷って2点買いしたんですが、もし1着馬を1点買いで選べてたら大きく望めたんですけどネ。
2番人気は3⇒4⇒2着ときてるドゥエルメスで結果7着。3番人気が初ダートのシャドウセッションで結果1着っと、結果的には良い方が入ってくれましたぁ～♪
9R2勝クラス ダ1800ｍ
これでイーブン（回収率100％）は達成したので、プラス1万or200％狙いにシフトです！1番人気は逃げ馬の5ですが、精彩を欠く走りが続き、その上で距離の変更もなく変わり身は望み難い状況。私が狙ったのは3アルマスティング。
前走は昇級緒戦を1秒負けで、これが0.6秒とかならクラス慣れでバッチリだったんですが、今回は該当馬なしで抜擢してみました。っが結果3着までで、勝ったのは8番人気の24倍……。
10R3勝クラス 芝1600ｍ
前記の通り芝は内伸びで、私が狙ったのは昇級緒戦を0.5秒と目途の10ネリッサ。これがまさかの最下位16着でした。
11R ホープフルS（G1）芝2000ｍ
ブログの買い目はPATで購入済だったのでココは単勝。ヴェルトライゼンデの逆転があるかギリギリまで考えましたが、結局コントレイルにしました。今から思えばこの2倍は高配当ですネ。
12R芝2勝クラス1600ｍ
1番人気セリユーズはOP3着⇒5カ月半⇒2勝クラス5着⇒3カ月の臨戦。斤量の恩恵もなくこれは危なく思いました。私が選んだのは2番人気のミエノウインウイン。この日のルメール騎手は新馬戦の1勝のみでしたが、最後にやってくれました。
まとめ
『券種を柔軟に』って言いながら単複だけヤンけ！っと思った方はちょっと危ないですネ。単勝と複勝は全然別の馬券ですし、これをセットで買う（今回はありませんでしたが）となると、これも別の馬券になります。
途中は単勝2点買いも挟んでますし、この“単複だけ”でも時間いっぱい使ってやっとな訳ですから、3連系をしかも資金まで分配してとなると30分では到底足りませんネ。
最近は、そんな時間との闘いも皆無な無観客戦が続いてますが、無事収束したら是非、現地で馬券を買いたいと思ってます。
以上、【競馬予想】馬券の買い方シリーズ パート3 どうせなら全戦全勝を目指そう！編を終わりたいと思います。最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。
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