第41回エリザベス女王杯2016の消去法データです。11月13日(日)、京都競馬場芝2200m(3歳上 GⅠ 定量 Bコース 外回り)で行なわれます。ここでは、エリザベス女王杯の過去20年の成績と傾向から出走予定馬(登録馬)をデータ消去法で見ていきます。(データは、秋華賞新設に伴い古馬開放された1996年以降)
消去法データ
個人的には有力馬の降着に伴う繰り上がりが非常に印象深いレースです。2006年はカワカミプリンセスが1位入線⇒12着降着、1996年ヒシアマゾンが2位入線⇒7着降着です。毎年のようにルールが変わってデータ的にも厳しいのは確かですが、今回のデータとしては入線順でなく確定後の着順をベースで進めていきます。
減点A 牝馬限定戦組
前走牝馬限定戦出走馬は【9.13.15.185】。過去20年毎年1頭以上は3着内馬を輩出する巨大勢力です。このうち、前走5番人気以下5着以下馬の4歳以上馬は【0.0.0.45】
減点B 3歳馬
該当馬は【7.7.4.90】。過去20年で16回も馬券圏内馬を輩出するコチラも一大勢力です。このうち、
a 近2走『GⅢ以下⇒GⅠ』のローテ馬は【0.1.0.20】なんですがこのうち、前走敗退馬は【0.0.0.19】
b 近2走とも4番人気以下4着以下馬は【0.0.0.13】
減点C 休養馬
中9週以上馬は【2.0.1.24】。近年はサッパリの路線でして、直近は2001年のトゥザヴィクトリーの1着までさかのぼる停滞路線です。このうち、
a 前走1800m以下戦出走馬は【0.0.0.10】
b 前走3番人気以下馬【0.0.0.14】
減点D 非重賞戦組
a 前走非重賞戦出走組は【0.1.1.57】
b 上記Da該当馬59頭中前走敗退、勝ってもタイム差なし馬は【0.0.0.36】
c 前走クラスを一旦フラットとして、2走前非重賞戦出走馬は【1.2.2.73】とコチラもイマイチの成績です。このうち、その2走前の非重賞戦敗退、勝っても0.2秒内馬は【0.1.1.68】なんですが、ココから更に今回斤量2キロ以上増馬となると【0.0.0.25】
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
消去法選定作業を終えて
フルゲート18頭に対し16頭の登録です。ココから7週間は全ての日曜日でGⅠ開催となる訳なんですが、もう2016年って50日チョットしかないのにビックリです(笑)
マリアライトは昨年の覇者で連覇を狙います。春は宝塚記念も制し3戦して全て牡馬混合戦を【1.1.1.0】は立派の一言……。前走は始動戦を割引いても案外で、活気が戻ってるかどうかが鍵になる1頭です。
ヒルノマテーラは2100m超は初距離となります。3歳時にローズS5着がありながら500万下まで降級して、今年3勝してGⅠ初挑戦になります。その今年はもう9戦目で疲労は気になりますが、秋は前走カシオペアSを叩いて2戦目とフレッシュで、その辺りは期待が大きい1頭です。
1着候補1頭+2着候補2頭
過去10年1番人気馬は【2.4.2.2】で、一般的に私としては、勝率4割・連対率6割・3着内率8割を指標としてるのですが、このエリザベス女王杯に関しては勝率以外は比較的一般的なレ0スといえるのかも知れません。
私としては物凄く荒れてるイメージでしたが……。何せ強烈だったのが2009年クィーンスプマンテ……。今回、絞れたメリットは大きいものの、ある程度馬券が限られてしまったのは残念ですが、その辺りも含め時間の許す限り考えたいです。
以上、エリザベス女王杯のデータ消去法編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。