オーストラリアのフレミントン競馬場で行われるメルボルンカップ(GⅠ)2018の予想です。11月6日(火)、芝3200m、13:00発走(日本時間)発走となっております。日本馬からはチェスナットコートが出走します。前哨戦的位置づけのコーフィールドCは同じ日本からソールインパクトとともに出走するも久々の実績もあってか大敗……。ココは巻き返しに注目したいところですが、今回はギャンブル視点でアノ馬を狙ってみたいと思います。
メルボルンカップの注目穴馬を人気ブログランキングMへで限定公開中!この馬は大穴になる可能性があります。(ベンチュラストームでした)
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データ分析(過去10年)
以下JRAのHPより抜粋します。
過去10年のメルボルンカップにおける負担重量別成績を調べると、「54.5~55.5キロ」の馬が4勝を挙げてトップ。「52.5キロ以下」の馬が3勝、「53~54キロ」の馬が2勝で続いており、ハンデ戦らしく負担重量が軽い馬にもチャンスがある。一方、「57.5キロ以上」の馬は2015年クライテリオン(57.5キロ)の3着があるだけで苦戦傾向。トップハンデの馬も3着以内に入っておらず、遡ると2005年に優勝したマカイビーディーヴァ(58キロ)を最後に好走例がない。
日本のハンデ戦は基本的に実績を見込まれた高ハンデ馬がそれなりの良績を挙げる傾向が強いんですが、どうやら大きく異なるようです。
過去10年のメルボルンカップのゲート番別成績(出走可能頭数は最大24頭)をチェックすると、ゲート番が「1~8番」だった馬が5勝、「9~16番」だった馬が3勝、「17~24番」だった馬が2勝と、内寄りのゲートに入った馬が一歩リードしている。勝率、連対率、3着内率を見ても、内枠がトップで、中枠、外枠と外側へ進むほど数値が低くなっている。特に大外のゲートに入った馬は3着以内の好走がなく、評価を下げた方が良さそうだ。なお、ここ4年は上位馬のゲート番が著しく偏っており、例えば2015年はゲート番「1番」の馬が1着、「2番」が2着、「4番」が3着、2017年はゲート番「4番」が1着、「3番」が2着、「2番」が3着、「5番」が4着と内寄りのゲートが上位を占めた一方で、2014年と2016年は2桁ゲート番の馬がそれぞれ8着、6着までを占めた。
枠だけで切れるとしたら大外のみですが、外枠に向かうにつれ率が悪くなってくることから割引は必要になりそうです。ここでは14番より外を軽視します。
過去10年のメルボルンカップの単勝人気別成績を調べてみると、「1番人気」が1勝、「2番人気」が1勝、「3番人気」が2勝と、上位人気馬が少し頼りない。一方、下位人気馬の台頭が目立ち、「6から9番人気」の馬は3勝、2着3回、3着5回となかなかの好成績。「10番人気以下」の馬も2勝を挙げており、そのうち2015年のプリンスオブペンザンスは、なんと24頭中23番人気(単勝101倍)という低評価を覆して優勝を果たしている。穴狙いの“大振り”をしてみても面白いレースだろう。
まぁ~当然と言えば当然ですが、波乱にはそれなりに要因があります。人気馬を額面通り受け取れなかったり、下位人気馬が何故か激走したり……。それは当然ハンデとリンクしてるのが日本の競馬の常なんですが、海外競馬となると一筋縄ではいかないようです。
過去10年のメルボルンカップで3着以内に入った馬の調教国をまとめたのが〔表5〕。地元オーストラリア調教馬が6勝、2着2回、3着6回と意地を見せている。オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)以外では、アイルランド調教馬の好走が目立つ。昨年はリキンドリングが優勝、ヨハネスフェルメールが2着、マックスダイナマイトが3着に入って上位3着までを独占。2015年から3年連続で連対馬を出しており、警戒が必要だ。なお、日本調教馬は過去8頭が挑戦して、2006年にデルタブルースが優勝、ポップロックが2着とワンツーフィニッシュを決めている。
凱旋門賞でオブライエン厩舎の良績は有名になりましたネ。
過去10年のメルボルンカップの前走着順別成績を調べると、「前走1着」の馬が4勝、2着4着、3着3回と、まずまずの成績を残している。また、「前走4着以内」と「前走5着以下」に区分けしてみると、前者が8勝を挙げる一方、後者は2012年のグリーンムーン(前走7着)と2008年のヴュード(前走11着)の2勝にとどまっている。波乱傾向の強い一戦ながら、前走大敗からの巻き返しは意外と少ないといえる。
この辺りも日本のハンデ戦と異なるところですネ。
馬券購入時の注意点は?
日本では当たり前に定着している点の一つとして、馬番と発走するゲート番号の違いが挙げられます。日本の競馬ではゼッケン1番の馬は1番枠ゲートからスタートするシステムですが、海外のレースの多くは、基本的に馬番とゲート番号が異なります。
出走馬が決まった段階で各馬に番号が振り分けられて、ゲートに関しては再抽選をしている事が主な要因なんですが、現地で馬券を購入する場合、ゲート番号ではなく馬のゼッケン番号で購入するシステムとなっております。JRAからの発売に関してましても従来のJRA戦とは異なり、馬番号での投票となります。間違えないように要注意です。
出走馬の想定オッズ・ブックメーカー・レーティング
競走馬の能力を指数評価する国際統一基準で、単位はポンド。日本では、重賞競走とオープン競走に出走した全ての競走馬に付与される。通称「SMILE」(スマイル)と呼ばれる競走距離を示す記号とセットになっており、その距離区分の競走で獲得した数値であることを示す。
日本のGⅠでも公表されたりしてますが、個人的意見として参考にしてる人は少ないんじゃないでしょうか。馬の能力とか強さを無理やり数字に置き換えただけに過ぎず、発揮できる舞台やら時期や条件、相手関係も反映されておりません。
以前はこのレーティングを元ベースに”ふくたん指数”で海外競馬を予想してましたが、不評な上面白くないので最近は辞めてます。その後の海外競馬では力関係を調べる上での一つの指標として使うようにしてます。
ブックメーカー(bookmaker)とは、欧米における賭け屋で、単純明快を旨とする欧米ではすなわち日本語のノミ屋を意味する場合が多い。……
このオッズも一つの指標として使うようにしてます。同じ位買いたい馬がいたら、当然ながら人気下位馬をピックアップすべきなのはギャンブルのセオリーです。特に我々が購入する海外競馬はJRAのPAT購入者でお金を取り合うシステムなので、人気とオッズの歪だけで予想するのも私はアリだと思っております。
予想と買い目はコチラ
メルボルンカップ2018のオリジナル出走表です。っと言ってもエクセルでまとめただけですが……。ブックメーカーオッズは便宜上スポーツベットを採用しております。前記紹介のデータから、買いの強調材料を黄色、RT順が悪いのにブックメーカーオッズが高い馬や減点材料に該当した馬をグレー色、逆にレーティング順位が良いのにブックメーカーオッズが低い馬の数字を青にしてます。減点なしは5頭……。
レーティング3位ながらブックメーカーオッズは7位と妙味がありそうです。今年は8戦してオール掲示板確保の安定株で、夏場は”中2日”なんて強行もこなしたタフネスです。前走コーフィールドCでは3番手評価し、ワイド15.9倍を的中させた好相性馬でもあり、他国海外GⅠに積極的なオブライエン厩舎でもあり、ココは信頼の◎で行きたいレースです。
→人気ブログランキングMへに書いてます。(ベンチュラストームでした)
トレードで調教国が替わったという、日本の競馬では考え難い1頭です。長い不振期がありましたが、今年は持病の手術を経て、前走では約2年ぶりの勝ち鞍を挙げております。完全復調なら怖いGⅠ馬です。
レーティング5位でブックメーカールオッズ4位です。まぁ~過大評価とまでいかなくて誤差の範囲かと思います。4連勝の後はさすがに一息入りましたが、GⅠ初挑戦でしたからネ。血統的には短距離に寄ってるそうですが、2500m戦を優勝した自力を信じたい1頭です。
レーティング9位でブックメーカーオッズ8位です。この馬も誤差の範囲と判断しました。今年はまだ4戦しか使われてないフレッシュ差も魅力で且つオール連対!日本でもお馴染みボウマン騎手の手綱さばきにも注目です。
レーティング5位でブックメーカーオッズ4位です。騎手も含めてよく分からないんですが、減点なしなので一応評価しました。今年は4戦してオール掲示板確保の1頭です。
買い目は以下の通り
買い目については後程追記します。
8:42追記
ワイドBOX 2・5・9・10・〇 各100(10点)
以上、メルボルンカップの予想を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。