第59回宝塚記念2018の消去法データです。今年はファン投票上位馬が軒並み回避する中、香港のワーザーが登録してきました。それにしても牝馬が好相性なレースでして、目下5年連続馬券圏内馬を輩出中です。今年の登録は2頭ですネ。そんなグランプリGⅠ宝塚記念を、過去10年の傾向から検証してみました。
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消去法データ
減点A 高齢馬
6歳以上馬は【2.3.1.46】。2017年ゴールドアクター5番人気2着、201年カレンミロティック2着、2011年アーネストリー6番人気1着他穴馬の台頭が多いんですがこのうち、
a 斤量2キロ以上増馬は【0.0.0.10】。全馬2桁人気掲示板外で7頭が2桁着順と不振です。過去32年でみても【0.0.0.16】で、2001年ステイゴールドの5番人気4着が最高……。
b 7歳以上馬は【0.0.0.26】。過去32年では【1.1.1.52】で、2006年はナリタセンチュリー10番人気2着、バランスオブゲーム9番人気3着のツースリー決着、2004年タップダンスシチーは1番人気1着となっております。
2006年はディープインパクトが単勝1.1倍の断然人気を制しましたが、他馬の回避が続出して4歳馬はディープが唯一……。2004年は5歳馬が2頭しか出走しませんでした。どちらも構図は今年と近いものがありまして、例外を設けるならココなんですが……。
減点B 斤量増馬
a 斤量2キロ以上増馬は【1.0.0.22】。2010年ナカヤマフェストが8番人気以下1着しております。このうち、前走GⅡ以下敗退馬は【0.0.0.17】。15頭が2桁人気で10頭が2桁着順となっております。過去32年でみても【0.0.0.28】で、2016年ステファノスの7番人気5着が唯一の掲示板確保です。
減点C 近走不振馬
a 近2走とも日本で6着以下馬は【0.0.2.18】でこのうち、前走GⅡ以下からの斤量増馬は【0.0.0.12】。全馬2桁人気で11頭が2桁着順です。過去32年も【0.0.0.17】で、1996年レガシーワールドの9番人気8着が最高となっております。
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
過去10年の1番人気馬は?
1番人気は過去10年【2.4.2.2】で、勝率は低いものの、連対率・3着内率は平均以上です。飛んだ2頭は100円台支持の断然人気でしたが、2015年ゴールドシップは大出遅れで競馬にならず、2017年キタサンブラックは、超高速レコード決着となった天皇賞春の疲れが取れず生涯2度目の着外と、レース前には判断できない材料で凡走しております。そこを加味すれば、データからは素直に従うべきかなぁ~っとは思っております。
今年の1番人気候補サトノダイヤモンドについて
上の画の通り、1番人気馬は10頭中8頭が前走連対を果たしてからの臨戦になります。その辺りはグランプリ戦に相応しい好データなんですが、着外だった2頭はともに宝塚記念を優勝しております。2014年ゴールドシップは天皇賞春を7着から、2012年オルフェーヴルは天皇賞春で”世紀の大逸走”大敗の次、となっております。
過去10年ではデータが少ないので過去32年を調べてみました。上の項に引き続き、
このファクターで【4.0.0.0】と勝率100%!!!チョット外し難いデータとなりました。今年はファン投票上位組が軒並み回避し、急仕上げがどうだとかって記事も見たり聞いたりもしましたが、その辺り陣営としてもある程度折り込み済みかと思います。
もう1年以上未勝利で、私としてはアタマからは買い難い1頭なんですが、この馬はデビュー3連勝が皐月賞3着で途切れて、ダービー2着の後を4連勝した異色の経歴の持ち主であります。
通常の馬であれば、デビューから記録した連勝数を後に上回ることは”普通ない”んですが、この馬とかゴールドシップのように異端児的な扱いを受ける馬ってのはやはりどこかが違うものです。他馬と同じ指標が当てはまらない可能性があり、この馬を軽視ならまだしも完全消去となるとチョット厳しく思います。
今回の購入候補馬は1着候補7頭
1着候補
ヴィブロスついて
前走海外出走で、今回中9週以上馬は過去10年【0.1.1.6】で、過去32年も【0.1.1.8】と未勝利で上の画となっております。馬券になった2頭はどちらも1番人気の4歳馬で、自力の違いで持ってきた印象でした。
この馬の評価したい点としては、牝馬は好相性なレースであること、福永騎手とは好相性であることを挙げておきたいと思います。
逆にイマイチ強調できない点として、恐らく前走がメイチだったこと。しかし、これは他馬の多くにも言えることだし、明け3戦目でもあるので度外視でも良さそうですが……。
そして、掲示板外が生涯4回ありますが、中山2回と阪神1回とコース適正が疑問な点……。チューリップ賞とフラワーCは2桁着順で、これも本格化前のレースなので度外視もありですが……。最後に何よりも2番人気となると買い難いか……。そんな訳でして、人気なら嫌って入る可能性が高い1頭です。
この馬単体でみると、速い馬場の方がいいのは間違いありませんが、ご存知の通り、宝塚記念は梅雨真っ只中での開催で、今年も良くてやや重・たぶん重馬場開催かと想定されております。しかし、今年のメンバーは同型が多くて、横の比較をすると渋った方が良さそうにも思えます。そもそもこの馬にとって距離が長くて、且つ小柄な牝馬を考えると、あまりにもパワーを要する馬場は歓迎ではないでしょう。以上を総合して、買い目には入れると思いますが、この人気なら下に取ろうとは思っております。
サトノクラウンついて
前記ヴィブロスと同項で【0.1.1.8】に該当します。この馬に関しては道悪得意で、梅雨真っ只中に開催される宝塚記念との相性が指摘されている1頭です。そして、今年ココがまだ2戦目なんですョね……。ただ強調材料としてはこれだけ……。
逆に嫌いたい点としては、JC10着でリズムを崩してかのような凡走続きで、いくらなんでも負け過ぎな件……。加えて乗替りの石橋騎手ですが、テン乗りはゴールドシップとかアドマイヤムーンとか来てますが、どうもタイプとして合いそうにない……。その辺りはかなり気になってます。ちなみに上の画は、前走海外出走で今回乗替り馬の過去32年で【1.1.0.11】
ダンビュライトについて
前走海外出走馬は過去32年【1.2.1.16】。このうち、中9週以上馬が【0.1.1.8】なので、ココを除くと【1.1.0.8】になり上の画の通りです。馬券になった2頭はともに明け4戦目で、自力で持って来た印象です。実際人気にも推されて実力を発揮しました。
っでこのダンビュライトですが、朝日杯から王道路線を歩みクラシック皆勤。これだけで十分評価に値するんですが、新馬戦は不良馬場を5馬身圧勝、きさらぎ賞は重馬場を0.3秒差3着、菊花賞は不良馬場を0.8秒差5着と良績がある点は強調材料です。デビュー2戦目のサウジアラビアRCもやや重で2着ですネ。
逆に気に入らないってのか強気になれない点としては、大阪杯がもう少し頑張れなかったのかなぁ~ってところと、チョット売れ過ぎの点ですネ……。後は、他の候補との横の比較になりますが、現時点では本命候補として挙げておきたいと思います。
キセキについて
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ストロングタイタンについて
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ミッキーロケットについて
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消去法選定作業を終えて
フルゲート18頭に対し16頭の登録です。今年もフルゲート割れになってしまいました……。暮れの有馬記念と並び証されるグランプリGⅠですが、大阪杯がGⅠ昇格した影響をまともに受けた格好です。何なんでしょうネ?この盛り下がり感は……。レースそのものや舞台設定に問題はなさそうなので、問題があるとすれば開催時期かと思います。
秋競馬は日に日に寒さが増していく中、GⅠ開催が進み終わりが見えてくるんですが、春競馬は段々と暑くなってきて、レジャー関連が盛り上がりつつある中、逆行して寂しく終わっていきます。ダービーが終わって「これでもかぁ~」って位メディア等の露出が少なくなってますからネ……。
これは、私も面識のある”ユーチューバー”さんの動画談ですが、「安田記念が終わって春のGⅠシーズンも終わっちゃいましたが、夏競馬頑張ります」って、あなた思いっきり関西出身だろう!って突っ込みを入れてしまいましたw
まぁ~、世の中首都圏中心で動いてて、その傾向は今後益々拍車がかかっていくんだろうから、私としてはその流れになるべく合わせるしか出来ない訳ではあります。それなら尚更、安田記念の翌週開催とか、何なら思い切って同日で東西WのGⅠなんてどうだろう?って思ったりもしますネ。あくまで私見ですが……。
っで、今年の宝塚記念なんですが、一応この7頭内で馬券を組む予定にしてます。恐らく人気所でしょうし、その序列と買い方が重要になってくるのは間違いありませんが、その辺りは時間の許す限り検証していきたいと思います。
今回、臨戦過程の面で一番評価できる馬は
→人気ブログランキングT4へに書いてます。(ミッキーロケットでした)
以上、宝塚記念のデータ消去法編を終わりたいと思います。
最終予想は
宝塚記念2018【予想】|雨が止んで馬場回復で向きそうなアノ馬から
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最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。