第13回ヴィクトリアマイル2018の消去法データです。5月13日(日)、東京競馬場芝1600m(4歳上 GⅠ 定量 Bコース)で行なわれます。ここでは、ヴィクトリアマイル過去10年の成績と傾向から出走予定馬(登録馬)をデータ消去法で見ていきます。
コンテンツ
消去法データ
減点A 非重賞戦組
a 前走非重賞戦出走馬は【0.0.1.13】。2009年3着ショウナンラノビアのみなんですがこのうち、前走敗退、勝ってもタイム差なし馬は【0.0.0.10】
減点B 短距離路線馬
a 前走1200m以下戦出走馬は【1.0.1.10】。2014年3着・2015年1着のストレイトガールが2度3着内したのみとなっております。このうち、前走2番人気以下馬は【0.0.0.10】
減点C 低人気馬
a 前走10番人気以下馬は【0.0.3.21】。2009年ショウナンラノビア・2011年レディアルバローザ・2015年ミナレットはそれぞれ3着止まりです。
b 上記【Ca】24頭中、前走6着以下となると【0.0.0.14】
減点D 休養馬
a 中9週以上馬は【0.1.0.11】で2015年2着のケイアイエレガントのみですがこのうち、前走敗退馬は【0.0.0.7】
減点E マイル路線組
a 前走マイル戦からの臨戦馬は【3.2.2.28】。重要ステップである阪神牝馬Sが2015年まで1400m戦だったのが大きな要因でもありますが、今一つパッとしない成績ではあります。
もちろん、前走の距離別なら最多勝・最多連対なんですが、ココで4着以下からの巻き返しとなると【2.0.0.17】で2011年アパパネと2016年ストレイトガールがそれぞれ、ともに現役最後の勝ち鞍
を挙げて優勝しております。どちらもGⅠ馬だった訳ですが、その前走を10着以下となると【0.0.0.8】
減点F 斤量
a 近2走とも国内戦3着以下馬は【3.1.1.67】。昨年のデンコウアンジュは11番人気2着、2015年ミナレットは18番人気3着、2014年ヴィルシーナは11番人気1着と人気薄の台頭は要注意ですが、このうち今回斤量軽減ない馬は【0.1.1.54】。馬券圏内は前述デンコウアンジュ・ミナレットの2頭のみとなっております……。
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
過去10年の1番人気馬は?
1番人気は過去10年【3.3.0.4】と平均よりやや下……。まぁ~豪華な顔ぶれがズラリと並びますが阪神牝馬Sが不相性で【0.1.0.3】。直近4年は前走連対からの臨戦で【0.1.0.3】を考えると、ある程度の格を持ったレースからの臨戦の方が良いのかも知れません。
全馬近2走内に牡馬混合戦を走っており、今年は拮抗するかなぁ~っとみてましたがどうやら該当馬が推されそうですネ。
今年のの1番人気候補リスグラシューについて
今年の1番人気はリスグラシューが推されそうです。デビューから4戦連続連対の後は、若駒牝馬の王道ローテを歩みオール掲示板確保!強いといわれる4歳世代でも光る安定感は持ち味です。
さすがに3歳最後の一戦となったエリザベス女王杯は古馬の壁やら距離やらあって8着ですが、それでも0.4秒差は”負けて強し”でした。
特に評価したいのが2走前の東京新聞杯で、狭いところを割って出て牡馬相手に1馬身快勝!これで東京マイルは2戦2勝で、どちらも重賞であったことを考えると人気も已む無しでしょう。
懸念としては前記の通り、阪神牝馬S組の1番人気馬が不相性な点ですが、その阪神牝馬Sもマイル戦になったのは2年前なので、どこまでデータが該当するかは不透明です……。
因みに上の画は、前走阪神牝馬Sからの斤量増馬の成績で【1.0.1.24】。昨年の2頭しか馬券になってないのは少々気になりますが、普通に考えればこの馬からになるんじゃないでしょうか。チョット気になるデータもあるのですが、後日追記したいと思います。
今回の購入候補馬は1着候補4頭+2着候補3頭+3着候補1頭
1着候補
2着候補
3着候補
ミスパンテールについて
ミスパンテールは目下4連勝中!しかも重賞3連勝ですからネ。それでいて人気が上がらないタイプで前走は4番人気……。今回も2番人気濃厚とあって不思議な1頭です。
父ダイワメジャー産駒は……なんて話は今日は書きません。もっと詳しいサイトがあると思いますので、そちらを参考にしてみてください。
この馬は3歳春からですが王道路線を歩んできた4歳馬……。桜花賞の大敗はを除けば距離が向かなかったのは明らかです。ただ、前述1番人気馬の項でも触れた通り、牝馬限定戦路線が続いているのは少々気になります……。
過去10年、近2走とも牝馬限定戦出走馬は【1.4.6.62】で、勝ったのは2012年ホエールキャプチャのみ……。ただ、今回斤量増となると【0.3.4.36】と未勝利となっており上の画です。
実際、止まらない連勝はない訳で、異なるコースを4連勝してきた器用さは十分評価に値しますが、GⅠのココでは逆にワンパンチ足りないと出る可能性も否めず、チョットアタマからは買い難いかなぁ~っと思っております。
他の着候補馬に関しては可能な限りココで追記したいと思います。
2018年5月10日(木)22:54追記ツイキャスをそのままユーチューブにUPしました
2018年5月11日(金)8:37 下記2頭を追記しました
アドマイヤリードについて
昨年は6番人気勝ちで重賞初制覇!2着が11番人気デンコウアンジュで馬連4万馬券を演出しました。阪神JF以降ローズSまでは王道路線を歩み、そこから自己条件へ戻って……。昨年のGⅡ勝ちまでは6戦連続連対と一番勢いがあった頃でした。
400キロを下回る馬体重でデビューして、もう30キロ以上増えてきたんですが、牝馬でこの類は珍しくて、チョットデータとか指標が当てはまらない可能性がありまし。リスグラシューの項で後述しますが、チョット芳しくないデータに該当したりで取捨を迷っている1頭です。去年より人気してるのでその分妙味も落ちるのですが、怖いのはやっぱり鞍上でしょうネ
上の画は、近2走ともマイル戦を使った馬の過去10年で【0.0.2.9】。これはリスグラシューにも該当しますが、馬券になった2頭はともに東京での出走歴がなく(近2走)、どこまで当てはまるかは分かりませんがチョット気になるデータでした。
カワキタエンカについて
この馬もミスパンテール同様に牝馬限定路線からの斤量増で【0.3.4.36】ですが福島牝馬S組です。その福島牝馬S組は過去10年【0.2.2.35】と未勝利で”準2着候補”の扱いとなっております。
今回も”みえみえ”ですが恐らくハナを主張するであろう先行力は評価したい1点……。前走1800m以上の路線からは目下9年連続で馬券圏内馬を輩出している好相性路線で、特に中山牝馬S組が好相性ですが今年は該当馬なしっというのも2点目の評価です。
この馬の逃げが残る時は前後半3Fのラップが同タイム近辺のケースが多く、このヴィクトリアマイルの流れに向いているのも評価している3点目であります。理想としては昨年のローズSのような流れと結果なんですが、その時の上位3頭がそのまま出走してきてるのも不気味で、今回は重い印を打つべきタイミングかなぁ~っと思っております。
消去法選定作業を終えて
フルゲート18頭に対し18頭の登録です。3年前は3連単2000万馬券も飛び出すなど波乱傾向の強いGⅠですが、勝ち馬に関しては単オッズ30倍以下……。2014年ヴィルシーナを例外視するなら15倍以下で収まっており対象馬は少なそうです。
2・3着まで広げると収拾がつかなくなる程対象が増えてきます。まぁ~、全資金やら配分やらで調整しないといけないところではありますが、後は券種と買い方!その辺りも含め時間許す限り考えたいです。
以上、ヴィクトリアマイルのデータ消去法編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。