第62回アメリカジョッキークラブカップ（AJCC）2021の枠順が確定しました。アリストテレスが5枠9番、サトノフラッグが1枠1番、ヴェルトライゼンデが2枠4番などとなってます。ここでは、AJCC2021の全頭解説を紹介します。
AJCCの穴馬はコレだ！
AJCC過去10年、単オッズ15倍以上馬は5回6頭が馬券に絡んでます。この内、共通点を満たした馬は【1.3.2.23】で複勝率20.7％、単回収値132、複回収値144と優秀な成績です。
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ユーチューブでも全頭解説してます。
着候補 消去項目入り枠順表
AJCC2021全頭解説
今回の評価ですが、個人的意見として、Ａ～Ｄの4段階で評価してます。
っと言うことで進めたいと思います。
減点なし満点クリア
菊花賞3着
後方待機から体制を作って、直線は勝ち馬コントレイルと同じゾーンを通って上がりが2位タイでした。連対馬2頭とは全然違う競馬だったのは高評価ですが、2着したアリストテレスには位置取りで負けた上に0.1秒の切れ負けですから完敗でした。
っと言うことで、この前走に関しては、これは私の中での話ですが、何をどうやってもサトノフラッグよりアリストテレスの方が上の評価になります。
ただ、今回はっと言われると話が別で、サトノフラッグの中山は弥生賞勝ちも含めて【2.1.0.1】と好相性で、2着したセントライト記念は今回と同距離同コースですし、唯一連に絡めなかった5着はG1皐月賞でした。
そもそも、想定オッズで2倍も離れる程は差がないと思ってますので、今回はコチラを上に取るつもりです。
この馬は、ラインで紹介した「特注軸馬」で、過去10年【7.5.2.6】で複勝率70％、単回収値134、複回収値108の好データ該当馬です。
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減点Aa 前走G2以下0.3秒以上敗退の中9週以上馬【0.0.0.13】
アルゼンチン共和国杯3着
後方待機から上がり最速で追い込んできましたが、この馬にとっては縦長になったのが向きませんでした。ただ、直線は外伸びを大外一気だったので、多少恵まれた事を考えると積極的には狙い難いですネ。
中山は【2.1.0.3】で、12月～2月の成績が【2.2.1.1】ですから、一応例外視の候補として残しておきます。
減点Aa 前走G2以下0.3秒以上敗退の中9週以上馬【0.0.0.13】
カシオペアＳ8着
中団からの競馬でしたが、自身より前で残した2頭はこの馬より内を通って、後ろからになった3着馬には外から差されて、これは着差以上に完敗です。
元々速い上がりでってタイプじゃ～ないので、せめて入着狙いとかでも前で粘るしかなさそうなんですが、ちょっと何がしたかったのか良く分からないレースになりました。この馬はもう、今回に限らず今後も、余程の事がない限り買えないですネ。
減点なし満点クリア
菊花賞7着
中団待機から2着馬の後ろにつけたんですが、ずっと外を回らされて、上りで1秒以上の切れ負けですから完敗でした。距離が長かったので、適性距離に戻る今回は見直しが必要ですが、結局デビュー2連勝以降は好走止まりで未勝利ですし、この馬は菊花賞馬ワールドプレミアの弟で、皐月賞2着があるワールドエースの弟でもあり良血です。
ただ、どちらも4歳以降がパッとしてなくて、もしかしたら早熟の可能性もあるでしょうネ。菊花賞組3頭の中では一番怪しいとは思いますが、上位破綻があった際の台頭には要注意ですネ。
減点Aa 前走G2以下0.3秒以上敗退の中9週以上馬【0.0.0.13】
障害未勝利戦2着
初芝なんですょネ。私はてっきり回避だと思ってて、何も観れてないんですが、まぁ～普通に考えて厳しいと思います。
減点Aa 前走G2以下0.3秒以上敗退の中9週以上馬【0.0.0.13】
アルゼンチン共和国杯7着
後方からの競馬でしたが、直線ではサンアップルトンとサトノルークスに挟まれてしまいました。一旦失速しての上がり3位は高評価なんですが、この馬は若い頃から位置取りを指摘されてきて、距離が伸びても改善されませんから、直線の短い中山だと、尚更厳しいんじゃ～ないかと思います。
この馬は2年以上の休養から去年復帰したんですが、もう別馬になってしまってて、復帰後の3戦では一番いい内容だったと思いますが、接触があって弾かれてしまう辺りは気になります。今回は見送りですネ。
減点Ca 近2走ともG2以下出走で前走が4番人気以下馬【0.3.3.58】
ステイヤーズＳ2着
長期休養明けだったんですが生涯初めて逃げる展開はビックリでしたネ。前残りが向いたのは確かなんですが、上りも4位でしっかり脚が使えてて、これは完全復活とみていいでしょう。
今回は一気の距離短縮で、目標は恐らく次のダイヤモンドＳなんだと思いますが、この馬は12月～2月の成績が【1.2.1.1】と好成績なので、一応押さえておきたいと思います。
減点Ca 近2走ともG2以下出走で前走が4番人気以下馬【0.3.3.58】
アルゼンチン共和国杯2着
スローペースでかなりの縦長になったんですが、コーナーは内をロスなく回って、上がり2位の脚で中団から差してきました。勝ち馬には位置取りの差が残ってしまいましたが、この馬には距離も長かったので、これは健闘の部類です。
ラストドラフトは去年の3着馬で、中山は【1.0.1.2】の好相性です。12月～1月の成績も【1.1.1.0】ですから、想定9番人気ってなると、ちょっと舐められた印象です。
この馬は無料メルマガで配信中の【3.6.5.20】で複勝率41.2％、単回収値212、複回収値232の好データ該当馬です。
2019年にはココから2頭入って馬連万馬券も出てますが、2014年には11番人気のサクラアルディートが2着して馬連5万馬券！3連単29万馬券も飛び出してます。
この無料メルマガでは、毎週初めに全重賞の特注穴馬データ、週末の毎週金土曜23時には厳選平場予想も好評配信中です。重賞に比べると穴狙いのフォーカスを取ってるんですが、
先週日曜日の中山10Ｒ、これはオープンのジャニュアリーSが行われましたが、10番人気のサザンヴィグラスを3番手評価してまして、複勝550円が的中しました。3着同着が出たんですけどネ。あれがなかったら、8倍は超えてたでしょうネ。
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減点なし満点クリア
菊花賞2着
あわや3冠阻止の大健闘でしたが、コントレイルをピッタリマークしての道中で、坂の下りから一緒に上がって行ったんですが、常に外になったのが痛かったですネ。ただ、ココが重賞初挑戦で、3冠馬にクビ差ですし、その3冠馬はジャパンカップで怪物アーモンドアイの2着ですからネ。これは消せる要素がなにもありません。
ただ、想定で断然人気に支持される程かと言われると未知数な部分も多くて、もうこれは他馬との比較だけなんですが、他の馬の単勝、又は、更に別の馬の複勝1点ってのも考えてます。もちろん、3連複を買うなら外せない1頭です。
減点Bb 前走10番人気以下1秒以上大敗馬
【0.0.0.25】
有馬記念15着
待機からインベタで回ってきましたが、如何せん3秒負けなんで、もう早々に画面から消えてて、ちょっと検証できないですネ。全然ムチも入ってませんし、もう回ってくるだけだったんでしょうが、私はこの馬に印を入れるかギリギリまで悩んだってのもありまして、レース直後は強い憤りを感じました。
これも含めて競馬なんですが、これがもし、今回への布石なら合点もいきますょネ。オッズ次第ですが、一応例外視の候補で残しておきます。
減点Cb 近2走ともＧ2以下6人気以下6着以下馬【0.0.1.18】
チャレンジＣ6着
前2頭がやり合う3番手は絶好の展開でしたが、3～4角中間で苦しくなって、最後は内ラチ沿いを流しただけになってしまいました。
ズルズルにならなかったのは高評価ですが、恵まれた中での完敗でしたし、中山は【0.0.0.8】、12月～2月は【0.0.0.6】とサッパリです。
消去法データでは3着候補で残ってるんですが、他に買いたい馬がいっぱい居るんで、もしかしたら最後に切るかも知れません。
減点Aa 前走G2以下0.3秒以上敗退の中9週以上馬【0.0.0.13】
京都大賞典5着
積極的に前につけましたが、先行勢総崩れは向きませんでしたネ。加えて、直線は完全に外伸び馬場で、自身より外からの3頭にやられてますから、まぁ～、変に控えて惜敗するよりは、自分の競馬に徹した方を評価したい所です。
この馬は2400ｍ以上では【0.0.1.4】と連対例がなくて、2200ｍ戦は5戦して【1.2.2.0】のパーフェクト、この内の2回は中山でしすから、今回と同距離同コースになります。去年は5番人気2着と好走してますし、この馬はデータを例外視して馬券に加える可能性を残しておきます。
減点Ba 前走非重賞戦10番人気以下馬【0.0.0.7】
ディセンバーＳ11着
中団からの競馬で、このレースはスローの前残りが向きませんでした。3着したガロアクリークが一つ外の斜め後ろってな体制だったんで、これを考えると1秒6は負け過ぎですネ。伸びて良くなるイメージも沸きませんし、この馬は見送りたいと思います。
減点Ba 前走非重賞戦10番人気以下馬【0.0.0.7】
キャピタルＳ8着
中団待機からインベタでロスなく回ってきましたが、このレースはコーナー直線ともに外からが
ワンツーで、特に直線に関しても内から出せませんでしたからネ。これは色々向きませんでした。
中山は京成杯2着があるんですが、それも2年以上前になっちゃいましたし、ちょっと買い難いですネ。
減点Ab 牝馬は【0.0.0.7】
エリザベス女王杯4着
このレースの評価が非常に難しいですネ。連対馬は有馬記念でも好走してますが、3着ラヴズオンリーユーは10着大敗で、まぁ～これは明らかに向いてないんで度外視できなくもありませんが、ウインマリリンから0.1秒差5着だったセンテリュオは愛知杯が1番人気11着、更に0.1秒差のソフトフルートは条件戦を2番人気5着となってます。
このボーダーで考えたら連対まで、って事になるんでしょうが、この馬は前走“Ｖライン”ですネ。
このＶラインって言うのは、位置取りと最後の着差をグラフにした時、Vの形になる事からそう言われてるんですが、この時は内ラチ沿いをロスなく回ってきて、外から被せられただけなので、私はＶラインとして扱わないようにしてます。
後は中山2勝をどう評価するかなんですが、加えても3列目ですネ。
減点Ca 近2走ともG2以下出走で前走が4番人気以下馬【0.3.3.58】
チャレンジＣ5着
積極的に逃げて、4角手前で捕まりましたが、0.7秒差ですから大きく減点する必要はなさそうです。長期休養明けを2戦使われたので、そろそろ結果も欲しい所ですが、この馬は中山が【3.0.1.2】のコース巧者で、AJCCは4歳の時に4着の実績があります。
セントライト記念1着は今回と同距離同コースですし、復活があるならココはチャンスだと思います。
減点Ba 前走非重賞戦10番人気以下馬【0.0.0.7】
3勝クラス1着
12番人気の逃げ切りで32万馬券を演出したんですが、3角までは単騎楽逃げでスローの前残り……。コーナー直線ともに内からがワンスリーで、特に直線は外が全然でしたからネ。これはかなり恵まれたと思いますので、今回は見送ります。
ＡＪＣＣ2021 外厩情報
今回も多くのノーザンファーム生産馬が登録してきてますが、もはや現代競馬で欠かすことのできない外厩馬情報は競馬セブンで無料公開されてます。
近年のノーザンファーム生産馬の成績を見るまでもなく、圧倒的優位な立場を取り続ける、ノーザンファーム『天栄』と『しがらき』組ですが、聞けばトレセン以上の施設力だそうで、そうなると馬券的ファクターから無視することは出来ません。
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競馬セブンへの登録方法や使い方については、「競馬セブン」の最強コンテンツ！｜外厩を制する者が近代競馬を制す！で詳しく解説してます。
以上、ＡＪＣＣ2021【枠順確定】全頭解説編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。
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有馬記念後の冬場のレースで、前週には同格付けのＧ２・日経新春杯があるため、かつては一線級の出走がそれほど多くなかった。
しかし、外厩の発達で『ＧＩのひと叩き』という概念が薄くなり、今や当たり前となった『使い分け』の影響に、別定であるが故、ドバイ遠征を睨んで実力馬の参戦も見られるようになった。
去年はブラストワンピース、一昨年はフィエールマンが出走するなど、ＧＩ馬の名前も見られる。その年の古馬中長距離路線を占う上で重要な一戦と言えよう。
ただし、今年はコロナ禍の影響で、例年のような積極的な海外遠征は難しい情勢。
そのためか、例年よりもやや小粒なメンバーと言えなくもないが、菊花賞では無敗の３冠馬に際どく迫ったアリストテレス、ダービー３着のヴェルトライゼンデ、オークス２着馬ウインマリリンといった明け４歳馬の実力馬たちがエントリー。
未だ世代レベルに疑問の声が出ているだけに、払拭する結果を出すことができるのかは注目となろう。馬券を考える上では、個々の馬はもちろん、世代間の力関係も把握する必要がある。
正確なジャッジを下すためには、必要となるのは確かな情報。
それは、規制もあって満足な取材ができていない一般マスコミなど表に出てくる情報ではなく、あらゆる関係者に太いパイプを持ち、電話やメール、ＬＩＮＥなどで直に聞くことができる競馬界の大物が情報ルートとして多数在籍する弊社シンクタンクが入手する『本物の関係者情報』である。
今週は特別にアメリカＪＣＣで入手している関係者情報と、馬券候補が簡単に絞れる【情報注目馬５選】を無料公開する。馬券だけでなく、競馬を楽しむ上でも必見の情報が多いので、ぜひご覧いただきたい。
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