今やJRA競馬の予想には欠かせない外国人ジョッキーの取捨。Mデムーロ騎手とCルメール騎手は日本所属扱いですが、彼らの成績は群を抜き、短期免許で来日する外国人騎手は世界で活躍するトップジョッキーなので、日本人ジョッキーの腕と比較するのはそもそもナンセンスで、有力馬が集まるのはある程度仕方ないのかも知れません。そんな訳で、今日紹介するデータは、外国人ジョッキーからの乗替りです。便宜上、JRA所属ジョッキーの二人も含めております。(データは2018年1月1日~10月21日です)
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外国人ジョッキーの成績
上の画は、2018年1月~10月21日までのデータで勝率22.8%・連対率37.9%・3着内率49.9%・単回収83・複回収値83となっております。この時点で日本人リーディングの戸崎騎手は勝率13.3%・連対率28.0%・3着内率39.8%で、前記の通り単純比較は難しいものの、圧倒的に成績に差があることが分かります。
外国人ジョッキーからの乗替り
上の画は、前走外国人ジョッキーから乗替りとなった馬です。画面の収まらないので全馬掲載できませんが、勝率10.6%・連対率24.5%・3着内率35.6%・単回収値48・複回収値81と大きく成績を落しております。この中にはもちろん、外国人ジョッキーへの乗替りも含まれていてこの数字です。その辺り、少し掘り下げて解説します。
日本人ジョッキーへの乗替り
上の画は日本人ジョッキーへ乗替りとなった馬の成績です。勝率8.1%・連対率20.9%・3着内率31.7%・短回収値46・複回収値80と全ての数字でアベレージダウンしております。上位の騎手にはそれなりの馬があてがわれ、成績もまぁ~及第点です。
全力騎乗の代償
しかし、3着内率が20%を割る成績のジョッキーは上の画。名の知れたGⅠジョッキーも多く含まれます。決して力が落ちるジョッキーに乗替わった訳ではないのは理解頂けるところかと思います。
最近の若手はまた別の話になりますが、多くのベテランジョッキーは、レースを使いながら馬に競馬を覚えさせる訓練としての騎乗が身についています。それゆえ、急な脚質変換だったり、激ムチで別馬に変身したようなタイプの扱いに慣れてない面は否めません。
買える馬と買ってはダメな馬
買える馬
上の画の通り、率としては悪くありません。前走ジョッキーが自身の連続騎乗に含みを持たせ、余力を残したケースもあります。
上の画の通り、かなりの良績で信頼性が高いです。4倍を超えると一気に成績が落ちます。
上の画の通り未勝利ですが、複回収値は246と優秀です。しかし、秋華賞のカンタービレ、NHKマイルCのレッドヴェイロン、大阪杯のペルシアンナイトは前走ジョッキー騎乗馬に先着されていて、残りの3頭中2頭は前走騎手が何らかの事情で乗れなかったもの……。日本ダービーのコズミックフォースのみ前走騎手に先着している点は大きな減点材料です。それゆえ、狙いとしては前走騎手が騎乗していないタイミングで狙いたいところです。
買ってはダメな馬
2~5着馬と比較したら一目瞭然!圧倒的に率が悪いのが分かります。ココの乗替りが予定通りで、前走全力で勝ちに行った反動が出てると考えられます。
ココも率が圧倒的に悪いんですが、外国人ジョッキーを起用しても掲示板を確保できない程足りないと考えるのが無難でしょう。この馬たちは本来、人気薄で買えるゾーンにも関わらず、前走が“外国人ジョッキー人気”となり、次走人気を落としたとしても“前走余波”の影響も受け、配当妙味がまったくありません。
上の画の通り、1番人気馬しか馬券になっておりません。
上の画の通り、一気に成績が落ちます。勝率は1.2%・連対率4.6%・3着内率12.1%・単回収値38・複回収値78となっております。
外国人ジョッキーからの乗替りは買えるのか?【まとめ】
【買える馬】
【買ってはダメな馬】
馬券は自己責任でお願いします。
以上、外国人ジョッキーからの乗替りは買えるのか?編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。
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