2018年6月10日(日)阪神競馬場で行われるマーメイドステークス2018の競馬予想です。安田記念が終わってGⅠは2週お休みで、春の最終はグランプリ宝塚記念。すっかり”夏競馬モード”に入った感否めないですネ(笑)近年は中2週で出てくる馬も居ないので、何なら連続でやったらどうかと個人的には思ったりします……。
昨年はワイドと3連複を10点づつ買って3連複だけ当たるという”珍的中”を果たした(!?)波乱重賞ですが、今年もオッズ割れ濃厚で平穏に収まりそうな気が全くしないですネ。
そんなマーメイドステークスを、過去の傾向10年のデータをまとめた《消去法データ》を中心に検証し予想てみました。マーメイドステークス2018は、3歳上牝馬 ハンデ 阪神芝2000M Aコース 内回り 15:35発走で行われるGⅢ戦です。
コンテンツ
消去法データ
減点A 臨戦過程
前走、1800・2000m以外からの臨戦馬は【0.2.7.44】と未勝利……。当日3番人気内に推された馬が14頭いて【0.1.3.10】と散々な結果……。2017年トーセンビクトリー1番人気9着、2016年シュンドルボン1番人気4着、2015年あーすらいず3番人気9着などとなっております。このうち、
a 前走GⅢ以下3番人気以下馬は【0.0.0.13】
b 前走GⅡ以下敗退馬は【0.0.3.21】
c 前走10着以下馬は【0.0.3.21】
減点B 高齢馬
a 6歳以上馬は【1.3.2.23】と苦戦傾向……。人気所が少ないんですが、2010年ニシノブルームーンは1番人気支持も4着までとなっております。そもそもこのマーメイドS、5歳馬が圧倒的に優勢で過去10年7勝!他の3頭は4歳馬2頭+6歳馬1頭ですが3頭ともハンデ53キロと、かなり特殊なレースとなっております。この6歳以上馬29頭中、前走条件戦出走馬は【0.0.0.9】
減点C 斤量増馬
a 今回2キロ以上増馬は【0.0.0.4】。2017年トーセンビクトリーは1番人気で9着までとなっております。
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
馬番 | 着候補 | 競走馬名 | 減点項目 |
---|---|---|---|
1 | 1着候補 | ワンブレスアウェイ | 減点なし |
2 | 1着候補 | ルネイション | 減点なし |
3 | -着候補 | アンドリエッテ | 減点Ba |
4 | 3着候補 | ミリッサ | 減点Ab |
5 | 1着候補 | レイホーロマンス | 減点なし |
6 | 1着候補 | キンショーユキヒメ | 減点なし |
7 | 3着候補 | エテルナミノル | 減点Ac |
8 | -着候補 | スティルウォーター | 減点Aa |
9 | -着候補 | ティーエスクライ | 減点Aa |
10 | -着候補 | ヴァフラーム | 減点Aa |
11 | -着候補 | アルジャンテ | 減点Aa |
12 | 3着候補 | ミエノサクシード | 減点Ab |
13 | 1着候補 | エマノン | 減点なし |
14 | -着候補 | トーセンビクトリー | 減点Ca |
15 | -着候補 | フェイズベロシティ | 減点Aa |
回避馬
今回の想定オッズと過去の払戻金はどうなってる?
単勝オッズ
データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。
マーメイドS GⅢ 人気 馬名 想定オッズ 1 キンショーユキヒメ 3.9 2 ミリッサ 4.3 3 トーセンビクトリー 5.0 4 レイホーロマンス 7.9 5 エテルナミノル 13.4 6 ミエノサクシード 18.5 7 エマノン 18.8 8 ワンブレスアウェイ 20.3 9 アンドリエッテ 23.9 10 ルネイション 39.1 11 フェイズベロシティ 39.4 12 ヴァフラーム 49.3 13 アルジャンテ 169.0 14 スティルウォーター 254.7 15 ティーエスクライ 146.8 着候補別では……
1着候補:1・4・7・8・10番人気 3着候補:2・5・6番人気
過去10年の払戻金データ
過去10年、半分の5回で単勝4桁配当(内1回は単勝万馬券)、3連複は2017年を除く9回が万馬券、
馬連はオール4桁配当です。強烈なのが3連単で、全年万馬券は当然として、7回が10万超で2008年は193万馬券が飛び出す波乱傾向です。
過去10年の1番人気馬は?
1番人気は【2.1.1.6】と芳しくありません。飛んでる馬の方が多くて、共通項を探すのが一苦労ですが、斤量増となると【0.0.0.4】。
2017年トーセンビクトリーは阪神牝馬S6着からの2キロ増で9着まで、2016年シュンドルボンはGⅠ帰りを1キロ増で4着まで、2009年ベッラレイアは牡馬混合の金鯱賞4着を評価されたものの1キロ増で4着まで、2008年ベッラレイアはGⅠ帰りで5着までとなっております。
逆に馬券圏内に来た4頭の共通項となると、前走GⅡ以下なら連対GⅢなら0.6秒内辺りでしょうかネ?
今年のの1番人気候補キンショーユキヒメについて
過去10年、福島牝馬S組は相性が悪く上の画……。2017年クインズミラーグロが2着するまでは全滅で、これだけで切ってもいいくらいのデータです。
2016年ハピネスダンサーは2番人気5着まで、2015年リラヴァティは2番人気8着まで、2011年イタリアンレッドは3番人気4着までと人気で飛ぶケースが多いのもこの路線です。
この福島牝馬Sに出る馬の大半は明け3戦目で、このクインズミラーグロも今回のキンショーユキヒメも愛知杯⇒中山牝馬S⇒福島牝馬S⇒マーメイドSの臨戦です。要するに使う番組がないので、ココを使っての放牧を目論んでるケースが多いんですが、前走7番人気からの1着激走後で今回は一気の人気UP……。チョット手を出し難くなりましたネ。
今回の購入候補馬は1着候補5頭+3着候補3頭
1着候補
3着候補
予想はコチラ
本命はエマノンにしました
格上挑戦の軽量馬が多く活躍するマーメイドSですが、2走前0.5秒差内⇒前走条件戦1着馬は【2.4.2.8】で3着内率50%・複回収値190とハイアベレージです。アラを探せばいっぱいありますが、この類の穴馬になると、10の減点より1つの買い材料を上に取りたいです。先行有利なレースで、脚質的にも十分ヤレそうです。
対抗はルネイションにしました
この馬も前記エマノン同様【2.4.2.8】に該当しますが、左回りを中心に使われてきたローテ、後方脚質、前走が長期休養明けで馬体重増の反動が怖い2戦目、っというのも気になり一つ評価を落しました。
▲は※※※※※※※にしました
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(ワンブレスアウェイでした)
この馬も後記するレイホーロマンス同様、”非一線級牝馬”の王道路線(失礼)からの臨戦です。昨春準OPを一旦卒業し、降級を待って夏に準OPを連勝。また休養が入って大事に使われてる印象でしたが、秋の重賞初挑戦からはほぼ休みなくココが6戦目になります。
これだけみると2秒で消しなんでしょうが、距離延長がプラスになるタイプのように思え抜擢してみました。
OP昇格後は全て重賞を5戦しておりますが7・8枠が4回の不運……。初の2000m戦となった3走前は、若駒時代を彷彿とさせる先行で0.5秒差好走を果たしており、単に重賞のペースに戸惑ってただけの可能性もあります。ガラリ一変があるならココと見ましたが……。
△はレイホーロマンスにしました
愛知杯⇒中山牝馬S⇒福島牝馬S⇒マーメイドSは”非一線級牝馬”の王道路線です(失礼)。そもそも明け4戦で一戦多いのも気に入らない一つですが、この馬の場合暮れの1000万下を買ったことで使う番組が大きく変わってきました。
準OPに適鞍がなくて使った愛知杯が格上挑戦で2着したのもダメ押し、益々番組に制限ができて使い詰められてしまいました。その愛知杯から続く重賞挑戦もココが4戦目で、徐々に人気が上がっていってるのに反して、着順はどんどん下がってきてます……。そもそも小柄な牝馬で、早く休ませてあげれば良のになぁ~って思います。
✕はキンショーユキヒメにしました
不相性な福島牝馬S組で1番人気となるとココまでの評価です。
☆はミエノサクシードにしました
減点は、前走1800・2000以外のGⅡ以下敗退の項で【0.0.3.21】の3着候補となっております。そのメンバーは上の画の通りですが、2017年トーセンビクトリーは1番人気9着他、2013年ピクシープリンセスや2008年ザレマなど人気馬も結構飛んでます。
秋華賞以来の2000m戦ですが、当時は1000万下までしか経験がなく、一線級との初対戦でペースに戸惑いました。今なら距離延長を活かして位置も取れやすくなりますし、ココでもヤレて良さそうですが、それでもあって3着までの評価にしたいと思います。ココで活性化されれば次は怖いんですが……。
注はミリッサにしました
前述ミエノサクシードと同項に該当し【0.0.3.21】の3着候補です。距離が延びるメリットを考えると、一番最初に位置取りが頭に浮かびますが、この馬は常に中段よりやや後ろからの競馬で、先行するイメージが全く沸かないのが評価の理由です。この馬もあって3着までの評価ですが、今回は人気するでしょうし、チョット妙味は低い1頭です。
注はエテルナミノルにしました
前走1800・2000以外戦10着以下の項で【0.0.3.21】の3着候補です。そのメンバーは上の画の通りですが、2014年フーラブライドは2番人気3着、2013年アロマティコは1番人気3着と期待を裏切っております。
ともにヴィクトリアマイル組なんですが、ともにココが年明け4戦目でした。前走メイチは明らかですが、早々に休ませれない事情もあったりするそうです。在厩するにも外厩するにも馬房の数って決まってるし、サラブレッドが一斉に”夏休み”に入っちゃうとレースそのものも成り立たなくなってしまいます。
その他、色々多過ぎてお伝えしきれませんが、ただ出走するだけって馬が実際居るのも間違いありません。ましてやこの馬は年明け5戦目で完全にレース過多……。今回は当然軽視方向です。
印はこのようになりました
(ワンブレスアウェイでした)
馬券の買い目と点数は以下の通り
当日のお昼前後を目途に後程追記します。
8:51追記
凄い穴馬を見つけたつもりでしたが、オッズ割れもあって妙味半減です。天気の心配もあって少額静観することにしました。連勝系馬券(ワイドですが)と迷いましたが、シンプルに複勝1本にしました。
複勝 13 1000
以上、マーメイドステークスの予想編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。