第85回日本ダービー(東京優駿)2018の枠順が確定しました。ダノンプレミアムが1枠1番、ブラストワンピースが4枠8番、ワグネリアンが8枠17番などとなっています。ここでは、東京優駿(日本ダービー)過去10年のデータを中心に枠番別成績の有利不利を調べてみました。
コンテンツ
今週掲載した日本ダービー関連記事
日本ダービー2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】では、1着候補6頭+3着候補1頭に絞れました。
音声だけですが「You Tube」にもUPしております
最終予想は日本ダービー2018予想|本命はステルヴィオにしました編で公開しております。併せてご覧下さい。
着候補 消去項目入り枠順表
馬番 | 着候補 | 競走馬名 | 減点項目 |
---|---|---|---|
1 | 1着候補 | ダノンプレミアム | 減点なし |
2 | -着候補 | タイムフライヤー | 減点Aa |
3 | -着候補 | テーオーエナジー | 減点Ca |
4 | -着候補 | アドマイヤアルバ | 減点Ab |
5 | 1着候補 | キタノコマンドール | 減点なし |
6 | -着候補 | ゴーフォザサミット | 減点Bc |
7 | -着候補 | コズミックフォース | 減点Bb |
8 | 3着候補 | ブラストワンピース | 減点Bd |
9 | -着候補 | オウケンムーン | 減点Da |
10 | -着候補 | ステイフーリッシュ | 減点Bc |
11 | -着候補 | ジャンダルム | 減点Ea |
12 | 1着候補 | エポカドーロ | 減点なし |
13 | 1着候補 | グレイル | 減点なし |
14 | -着候補 | エタリオウ | 減点Ba |
15 | 1着候補 | ステルヴィオ | 減点なし |
16 | 1着候補 | ジェネラーレウーノ | 減点なし |
17 | 1着候補 | ワグネリアン | 減点なし |
18 | -着候補 | サンリヴァル | 減点Ea |
過去10年の枠番別成績|内枠有利です
圧倒的に内枠有利なデータです。先週行われたオークスは同距離同コースで下の画です。コチラも内枠有利ですが、ダービーの方が顕著に表れてますネ。
特に今回1枠、前走以上に人気になった馬は【4.0.1.2】で上の画。2017年アメリカズカップは論外として、他の人気馬はそれなりに来てて、当日の人気には注目したいところであります。
今回の想定オッズと過去の払戻金はどうなってる?
単勝オッズ
データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。
第79回オークス GⅠ 人気 馬名 想定オッズ 1 ダノンプレミアム 2.4 2 ブラストワンピース 5.8 3 ワグネリアン 6.6 4 キタノコマンドール 8.2 5 エポカドーロ 8.5 6 ステルヴィオ 8.8 7 ジェネラーレウーノ 14.7 8 ゴーフォザサミット 21.2 9 グレイル 26.0 10 ステイフーリッシュ 32.0 11 サンリヴァル 64.6 12 オウケンムーン 68.1 13 ジャンダルム 75.8td>
14 エタリオウ 99.5 15 タイムフライヤー 112.6 16 コズミックフォース 325.9 17 アドマイヤアルバ 486.8 18 テーオーエナジー 878.4 着候補別では……
1着候補:1・3~7番人気 3着候補:2番人気
過去10年の払戻金データ
単勝は2010年エイシンフラッシュを除き10頭中9頭が3桁配当……。馬連は近5年は平穏ながら、2012年以前は30倍超となっております。3連複の3桁配当は2016年のみで、他9回は全て4桁配当&万馬券7回と波乱傾向の強いレースとなっております。
今回の購入候補馬は1着候補6頭+3着候補1頭
ダノンプレミアムとエポカドーロの考察につきましては日本ダービー2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】で書いております。よってココでは残った1着候補馬4頭+3着候補1頭について少し触れておきたいと思います。
キタノコマンドールについて
父ディープインパクト・母父キングカメハメハはともにダービー馬。今回は当然人気を集める立場になる1頭であります。日本ダービー過去32年、前走敗退により連勝が止まった馬は【7.4.4.55】。対象馬が多過ぎて画面をキャプチャできなかったので、便宜上、前走GⅢ以下馬と当日8番人気以下馬を省いた【7.4.4.23】が上の画となります。
2017年レイデオロや2016年マカヒキ・サトノダイヤモンド、2015年サトノクラウン、2009年ロジユニヴァース、2007年ウオッカ・アドマイヤオーラはそれなりに人気に推された馬たちです。
人気薄では2010年エイシンフラッシュくらいで厳しいデータなんですが、このうち近2走が「非重賞戦⇒皐月賞」だった馬は【0.0.1.4】で上の画……。微妙な人気で飛んでたりでチョット買い難いデータではあります。
何度も書いたり申し上げたりもしてますが、これが前走1番人気となると別の話……。上の【7.4.4.23】から前走1番人気馬を抜粋しますと【4.1.2.8】。引き続き1番人気に推された馬は3頭に留まり、配当妙味がUPするのは明らかでありますが、今年は残念ながら該当馬なしとなっております。
ご存知の方も多いかとは思いますが、この馬を命名したのはタレントのビートたけしさんです。
キタノコマンドール(Kitano Commandeur[1])は、日本の競走馬。名付け親はビートたけし。たけしの本名の姓「北野」と、たけしが2010年に受賞したフランス政府が授与する芸術文化勲章の最高位「コマンドール」を組み合わせて名付けられた。
この類は普段競馬をしない初心者の方も買ったりするので、それはそれで良い宣伝効果は望めると思いますが、馬券としての妙味は飛んでこそ!だと思っております。
こちらもまたご存知の方が多いとは思いますが、馬券ってのはその券種の売上からJRAが25%前後(券種による)を天引きして、残りを的中者で分け合うシステムになっております。ましてや、そのタレントさんがガッツリ買い込んでて当たりでもしたら……、仮に的中したとしても、その分だけ配当が下がることを意味します。
かなり以前ですがフサイチジャンクって馬もいましたが、初重賞挑戦となった皐月賞が2番人気3着、それで日本ダービーが2番人気ってどう考えても普通じゃないし、ハシッテホシーノは生涯3勝で現役を終えましたが常に人気先行型で、人気>着順だったのは全13戦中4回のみ……。
それでいて外れるリスクは同じと考えるとやっぱり……、積極的には買えないかなぁ~って思います。鞍上は怖いですが……(笑)
ジェネラーレウーノついて
前記キタノコマンドールの項で紹介した【7.4.4.23】のデータに重複します。違うのが2走前重賞の京成杯だったこと、皐月賞が3着だったことです。臨戦としては2010年エイシンフラッシュに近いものを感じますが、そこまで切れる脚はないものの、タフさで勝負するならコチラが上かも知れません。
【7.4.4.23】から前走馬体重480~499キロ馬だけを抜粋したのが上の画。過去32年【5.2.1.6】で単複回収値も大幅アベレージUPとなっております。ちなみに前記キタノコマンドールは4キロ差ながら500キロ以上だったので【0.2.1.6】に該当します。
前述エイシンフラッシュの際は、内田騎手のダービー初制覇にエライ感動した管理人でありまして、心情だけで買うならこの馬!もちろん私情は抜きにして候補は選んでますが、それにしても皐月賞組からの逆転となると上位候補になります。私としてはある程度の印を予定している1頭であります。
ステルヴィオについて
スプリングSを1番人気支持で勝って皐月賞は2番人気支持……。上り最速を繰り出すもクビ差及ばず4着でした。前残り気味の展開だったのもありますが、後方脚質馬が届かない典型のようなレースになりました。
日本ダービー過去32年、近2走「弥生賞orスプリングS⇒皐月賞」のローテ馬は【16.6.9.92】。案外勝ってないんだなぁ~ってのが私の最初のイメージでした。上記123頭中、
このファクターで【8.2.3.9】。ただここから、この項も大型馬が不振で、前走500キロ以上馬は【0.1.1.3】で未勝利……。逆に500キロ未満は【8.1.2.6】で上の画になります……。2009年ロジユニヴァース以降勝ち馬が出てないのは気になりますが、名立たる名馬がズラリと並びます。
ロードカナロア産駒は先週のオークスで2冠達成のアーモンドアイ!明らかに向かなかった前走だけでは当然見限れず、皐月賞では本命視しましたが今回も当然、重い印を予定している1頭であります。
ワグネリアンについて
以前は東スポ杯2歳S組は後の出世が約束されたような活躍でしたが、ここ数年は残念な結果が続き、私の馬券収支にも大きく影響しております。デビュー以来常に2番人気内に支持され期待の高い1頭でしたが、GⅠで一気に速くなった流れに対応できず前走は完敗でした。これで2連敗となり過去10年【2.2.3.73】と狙い難くなったんですが、このうち、
このファクターで【0.0.0.7】。人気所は該当しませんが、過去32年でも【1.1.0.27】となっております。小柄な上に馬体も増えて来なくて、今回は厳しいかなぁ~っとみてます……。
ブラストワンピースについて
前走GⅢ以下からの直行馬は過去10年【0.0.1.14】。2009年アントニオバローズが唯一の3着内例となっております。過去32年でも【2.5.8.149】と厳しいデータですがこのうち、キャリア3戦以下馬は【1.0.0.7】で上の画……。1996年フサイチコンコルドが唯一の例外となっております。
デビュー前の栗東への輸送中に輸送性の肺炎を発症し、その影響と思われる逆体温(朝よりも日中の体温が低い)、輸送時にたびたび起こる熱発(発熱)など、極めて体質が弱かった。デビューは3歳となった1996年1月5日、京都競馬の新馬戦で、単勝1番人気に応えて勝利した。2か月後のすみれステークスを勝利し、皐月賞へ出走できるだけの収得賞金を加算したが、管理調教師の小林稔は皐月賞を回避することを決定した。
これは例外かなぁ~って思いますネ……。強いとは思いますけど……。私は専門外ですが、サンデーの血が遠く種牡馬としての血統魅力が大きい1頭なんだとか……。その辺りの背景も余計人気に影響しそうで気に入らない1点であります。
他馬に関しては可能な限りココで追記したいと思います。
今日までのまとめ
登録21頭で不出走3頭のフルゲート18頭戦となりました。上位人気の回避もなく、順当な18頭が揃ったと思います。購入候補の7頭は1~7番人気濃厚で後は順番……。それでも序列をつければ不安視される条件が揃った人気2頭が内目の枠を引く格好となりました。逆に言えば、馬券としても単系一辺倒を避けれる材料が加わったとみる向きもありますが、その辺りも含め時間の許す限り考えたいです。
最終予想は日本ダービー2018予想|本命はステルヴィオにしました編で公開しております。併せてご覧下さい。
以上、日本ダービー2018枠順確定|過去10年の傾向と内有利なデータ編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。