第79回オークス(優駿牝馬)2018の枠順が確定しました。アーモンドアイが7枠13番、ラッキーライラックが1枠2番、サトノワルキューレが4枠8番などとなっています。ここでは、優駿牝馬(オークス)過去10年の枠番別成績と、単勝オッズを調べてみました。

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オークス2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】では、1着候補5頭に絞れました。

音声だけですが「YouTube」にもUPしてます

着候補 消去項目入り枠順表

第79回オークス GⅠ
馬番 着候補 競走馬名 減点項目
1 1着候補 リリーノーブル  減点なし
2 1着候補 ラッキーライラック  減点なし
3 1着候補 マウレア  減点なし
4 -着候補 トーセンブレス  減点Ca
5 -着候補 カンタービレ  減点Ab
6 -着候補 オールフォーラヴ  減点Ab
7 -着候補 トーホウアルテミス  減点Aa
8 1着候補 サトノワルキューレ  減点なし
9 -着候補 シスターフラッグ  減点Aa
10 -着候補 レッドサクヤ  減点Ca
11 -着候補 パイオニアバイオ  減点Cb
12 -着候補 サヤカチャン  減点Ab
13 1着候補 アーモンドアイ  減点なし
14 -着候補 ランドネ  減点Ac
15 -着候補 ウスベニノキミ  減点Ba
16 -着候補 ウインラナキラ  減点Aa
17 -着候補 ロサグラウカ  減点Aa
18 -着候補 オハナ  減点Ba

不出走馬

  • ゴージャスランチ
  • スカーレットカラー
  • 過去10年の枠番別成績|内枠有利です

    オークス2018過去10年枠別データ

  • 勝率で2・5・8枠の順
  • 連対率で2・5・7枠の順
  • 3着内率で2・5・7枠の順
  • 東京芝コースは広くて直線も長く枠差が少ないコース形態です。っが、2400mは4度コーナー周ってくるので本質は内枠有利となります。昨年は1枠同士のワンツー決着でもあり、今年も1着候補馬が固まって入ったので要注意かと思います。

    今回の想定オッズと過去の払戻金はどうなってる?

    単勝オッズ

    データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。

    第79回オークス GⅠ
    人気 馬名 想定オッズ
    1 アーモンドアイ 2.2
    2 ラッキーライラック 2.8
    3 サトノワルキューレ 4.1
    4 リリーノーブル 11.6
    5 オールフォーラヴ 20.1
    6 マウレア 25.9
    7 トーセンブレス 29.7
    8 カンタービレ 39.7
    9 パイオニアバイオ 53.0
    10 レッドサクヤ 88.8
    11 ロサグラウカ 111.6
    12 ランドネ 200.9
    13 トーホウアルテミス 213.1td>
    14 オハナ 232.9
    15 ウスベニノキミ 362.5
    16 サヤカチャン 663.5
    17 シスターフラッグ 764.5
    18 ウインラナキラ 781.5

    着候補別では……

  • 1着候補:1・2・3・4・6番人気
  • 過去10年の払戻金データ

    オークス2018過去10年払戻金データ

    2010年はGⅠ史上初となる1着同着でした。時としてデタラメな波乱もあるこのオークス……。3連単10万馬券超が3回で3連複万馬券が4回……。先週のヴィクトリアマイルほどではありませんが、この時期の牝馬戦ってのもあってか高配当も多くみられます。

    それでも単勝は40倍まで、複勝は3桁配当止まりで、オッズが割れる傾向もあるので組み合わせで高額配当になるケースが多いようです。複勝も相手次第で配当が変わりますが、馬単独の馬券よりは相手を伴う券種の方が配当的には目をひきますネ。

    今回の購入候補馬は1着候補5頭

    アーモンドアイラッキーライラックの寸評につきましてはオークス2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】で書いております。よってココでは残った1着候補馬3頭について少し触れておきたいと思います。

    サトノワルキューレについて

    オークス2018過去10年バウンド延長うまデータ

    上の画は、オークス過去10年で前走が距離短縮⇒今回が距離延長となったいわゆる”バウンド延長馬”の成績で【0.1.0.25】。2015年ルージュバックが唯一の連対例となっております。

    このルージュバックは2走前牡馬混合のきさらぎ賞を勝って、桜花賞は1番人気9着からの巻き返しでした。っで、このサトノワルキューレ……。

    私はこのデータを見つけるまでは本命視の予定でしたが、チョット売れ過ぎてる感も否めず評価を下げる可能性が出てきました。いわゆる”2強”に迫る勢いの人気となると過大評価かなぁ~っと思います。

    前走フローラSでは後方一気で上り最速もクビ差辛勝……。2走前のゆきやなぎ賞は2400mで、そことの比較では延びて良くなるとの評判ですが、タイムも平凡でチョットどうか……。ここまで人気になるなら嫌って入るのも一考ですが……。

    マウレアについて

    オークス2018過去10年直近3連敗キャリア6戦以下馬データ

    オークス過去10年、直近3連敗中の馬は【0.2.1.51】。2012年アイスフォーリスが9番人気3着、2011年ピュアブリーゼが8番人気2着、2008年エフティマイアが13番人気2着と穴馬が多いんですがこのうち、キャリア6戦以下馬は【0.0.0.27】。

    昨年もこのデータを紹介して軽視したのが3番人気のリスグラシューで5着まで……。2016年アットザシーサイドは4番人気11着までとなっております。今回の1着候補の中では最も配当妙味があったんですが、今回は縁がなさそうですネ……。

    リリーノーブルについて

    この馬も前記マウレアの項と重複し【0.0.0.27】で軽視の方向です。個人的にはココよりは秋華賞タイプかと見てるんですが、春の牝馬クラシックは安定感だけでも来れるのは桜花賞まで……。その安定感に加え能力まであれば、距離不安を超えて(克服した訳ではない!!)オークスで持ってくるケースもあります。

    このリリーノーブルにそこまでのポテンシャルは感じない……。それとデータをもう一つ……。

    オークス2018過去10年近3走ともマイル以下敗退馬データ

    上の画は、オークス過去10年近3走ともマイル以下戦敗退馬の成績で【0.1.0.22】。2008年エフティマイアは前走桜花賞を15番人気2着し3連単700万馬券を演出!オークス当日も13番人気止まりで40万馬券に貢献した稀なケースです。

    対するリリーノーブルは前走桜花賞が3番人気3着、牝馬の王道路線を歩みGⅠ連対歴もある馬ですし、チョット同列には比較できないかと思います。

    他馬に関しては可能な限りココで追記したいと思います。

    オークス向きの血統や延びて良くなるタイプとは?

    桜花賞から4F(800m)延長されて行われる牝馬クラシック第2弾オークス(優駿牝馬)。”向いてる馬は?”って毎年言われてますが結論が出ていません……。これだけで答えもハッキリしつつありますが、今回は競馬初心者の方も多く参戦するであろうレースということで少し解説したいと思います。

    オークスっていうのは3歳牝馬同士の戦いで、一部例外を除いて昨夏のデビュー以降出世争いを繰り広げてきた競走馬たちのレースになります。その現3歳世代の牝馬はまず2歳女王を目指す訳ですが、これが阪神マイル(1600m)での一戦……。

    これが終わると桜花賞を目指しますが、超重要トライアルはこれ又阪神マイルで本番の桜花賞も阪神マイル……。この路線で使われてきた馬はオークス直行のケースが多く、結論から言えば2000m戦なんか使う暇がない……。

    っで、このオークスですが、例年通りならスローの瞬発力勝負のレースが多いです。それは距離が未知の馬が展開を作るのが最たる要因で、結果終わってみればマイル戦と大差ない着順だったりします……。

    前記しましたが、これは距離を克服したのではなく、単に持ってきただけに過ぎない……。この辺りを勘違いして”安定感で持ってこれる”なんて事を垂れる方もいらっしゃいますが、チョット別の話になるのでココでは割愛します。

    結論としては……、オークス向きの血統なんて居ないし、延びて良くなるタイプなんて終わらなきゃ分からない……、っと言ったところじゃないかと思いますネ……。

    今日までのまとめ

    登録20頭で不出走2頭のフルゲート18頭戦となりました。上位人気の回避もなく、順当な18頭が揃ったと思います。結局、全馬アラを探せば減点が入る難解な一戦となりましたが、私としてはまぁ~、実力差がそのまま出るんじゃないかなぁ~っとは思っております。そんな際の馬券で一番面白いのは着順を決める券種なんですが、これは必ずしも3連単じゃなくても良い訳でして、その辺りも含め時間の許す限り考えたいです。

    以上、オークス(優駿牝馬)2018枠順確定|単勝オッズと延びて良くなるタイプとは編を終わりたいと思います。

    最後までご覧いただきありがとうございました。