第77回皐月賞2017の枠順が確定しました。ファンディーナが4枠8番、スワーヴリチャードが1枠2番、カデナが2枠3番などとなっています。ここでは、皐月賞過去10年の枠番別成績と、単勝オッズを調べてみました。
コンテンツ
着候補 消去項目入り枠順表
過去10年の枠番別成績
勝率で8・7・1枠の順
連対率で2・8・1枠の順
3着内率で1・8・2・6枠の順
中山芝2000mは内回りコース使用で外枠有利が定説ですが、内枠にも良績が多いデータとなっております。
短い直線もあって脚質は先行有利なんですが、このうち1・2枠となると2014年イスラボニータのみの【1.0.0.6】となっております。単複回収値ともに100超枠はなく、そこはフラットな印象です。
単勝オッズ
データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。
人気 馬名 想定オッズ
1 ファンディーナ 3.6 2 スワーヴリチャード 3.6 3 カデナ 5.6 4 レイデオロ 6.7 5 ペルシアンナイト 10.4 6 ウインブライト 11.4 7 アウトライアーズ 12.0 8 アルアイン 17.4 9 サトノアレス 31.7 10 アダムバローズ 44.4 11 アメリカズカップ 51.1 12 ダンビュライト 57.5 13 クリンチャー 71.6 14 コマノインパルス 81.3 15 マイスタイル 107.5 16 プラチナヴォイス 128.3 17 トラスト 134.5 18 キングズラッシュ 361.1 着候補別では……
1着候補:1~4・7・8・15番人気 3着候補:9番人気
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皐月賞2017出走予定馬データ消去法編では1着候補7頭+3着候補1頭に絞れました。
毎週木曜日に配信しているツイキャスをユーチューブにUPしてみました。
今回軽視する1頭
上の画は、
皐月賞過去10年、前2走とも1800m以下戦使用馬は【4.1.1.51】。昨年は2桁人気馬2頭が該当しともに2桁着順でしたが、その前5年は連続で馬券圏内馬を輩出する強力路線です。
一昨年はドゥラメンテとリアルスティールのワンツー決着で2014年は前述イスラボニータ。2013年はロゴタイプで2012年はディープブリランテが3着し翌ダービー制覇!2011年オルフェーヴルはココで2連勝となり3冠+有馬記念制覇で3歳時に9戦して6連勝となりました。
ただ、この馬たちは全馬前走1番人気でして、上記57頭中前走2番人気以下馬は何と【0.0.0.43】!人気所では2008年スマイルジャックがスプリングS勝ちから4番人気9着。2010年アリゼオもスプリングS勝ちから3番人気5着。2011年ベルシャザールはスプリングS2着から3番人気11着などとなっております。
因みにその前の10年、1996~2007年は【3.1.0.49】でメイショウサムソンとドリームパスポートは2006年ワンツー決着。過去31年は【5.2.2.152】でダイワメジャーやネオユニヴァース、ミホノブルボン等も該当し一概に否定は出来ない臨戦ではあります。
今年の該当馬は1着候補からはアウトライアーズとアルアインとスワーヴリチャードなんですが、ココを完全に省くと3連系の馬券が成立しなくなる可能性があります。これは買い方にも付随してくるんですが、どちらにしても積極的には買い難い3頭であり、今回は軽視して挑む方向で考えております。
馬券の買い方について
単勝
前述の軽視馬はチョット買い難い材料が揃ってしまいました。この時点で残っているのがカデナ・ファンディーナ・マイスタイル・レイデオロの4頭。人気馬を切れれば複数頭買いもアリですが、逆に切れないとなると1頭に絞って買いたい券種です。
複勝
オッズがこのまま推移する事が前提ですがマイスタイルは全然人気ないみたいなので面白そうです。単勝購入馬が1頭に絞れればヘッジで買う可能性がありますが、他はオッズ次第といった所です……。
枠連
同枠同居が2つ出て迷う材料が増えました。しかも本線ではなく押さえの方なのでより一層……。点数減に貢献できれば……ってところで考えております。
馬連
積極的に買いたいなぁ~っと思える組合せはマイスタイル絡みしかなさそうです……。印や序列は別としても、この馬を軸視しても良いかなぁ~っと思っております。
ワイド
前述の軽視馬を完全に省けばマイスタイルからの一択です。復活させればアウトライアーズとアルアインも候補に加わります。点数と全体の資金配分にもよりますが、どこまでを複勝で代用できるか?が一つの鍵になりそうです。
馬単
前述の単勝の項にもリンクしますが、複数頭買い即ち絞れなかった場合は購入を見送ろうと思っております。逆に1頭に絞れた場合は相手裏目へ、すなわち自身より上位人気馬への購入に限定されます。仮にカデナからであればMAX2頭で考えております。
3連複
妙味が前述の軽視馬に多く、今年の皐月賞最大の悩みになりそうです。全てをマークすれば他の馬券が予算的に買えなくなってしまいチョット勿体無い……。複勝・ワイドでどこまで代用できるかが鍵になると思います。
3連単
毎回申し上げてる事なんですが、馬券を組む上で一番大切な事は【自分の考えを100%表現する事】だと思っております。今はフォーメーションで買うこともできるので自由度が高くなってますが、個人的には『1・3着を固定して2着を流す』なんて馬券はとても推奨できません。
今回の私で例えるなら、最低でも2頭の軸が決まった上で、更にどちらかの着順が見えている場合であれば購入を検討したいと思っております。
今日までのまとめ
登録19頭で不出走1頭出てフルゲート18頭戦となりました。着外候補のスズカメジャーのみで大勢に影響ありません。牡馬クラシック第一弾ですが、私としては最も荒れるイメージです。力関係が定まってない初対決が多いのも理由の一つでしょうが、今年は特に牝馬ファンディーナの参戦でより一層難しくなりそうです。
1着候補7頭+3着候補1頭
レイデオロはホープフルSからの直行で今年緒戦……。中9週以上馬は過去10年【0.0.4.13】。昨年のサトノダイヤモンド他、ダノンバラード・エイシンフラッシュ・フサイチホウオーが例外となっております。
過去31年でも【0.0.5.26】と連対例がなく、上記4頭以外ではジャングルポケットが該当するだけ……。チョット多くは望み難いかなぁ~っと思っております。
カデナは弥生賞を1番人気で快勝し重賞連勝中。前走、弥生賞又はスプリングSを1番人気で勝った馬は過去10年【4.2.0.3】。飛んだのは2009年ロジユニヴァース・2007年アドマイヤオーラ・フライングアップルで直近7年はパーフェクトとなっております。
過去31年で見ても【7.3.2.6】で複勝率66.7%・単回収値150・複回収値103と優秀な成績で、現時点では本命候補の筆頭として考えている1頭です。
消去法選定後に8頭残って、前述の軽視馬を完全に省いたら残5頭……。点数としては理想的なところに落ちつきそうですが中穴っぽいところを全部キラってるのが少々気になります……。過去10年6番人気以下馬の台頭は7回あって10頭……。今年は2頭残って狙い所としては悪くなさそうですが、その辺りも含め時間の許す限り考えたいです。
以上、皐月賞の枠順確定と単勝オッズ編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。