第155回天皇賞春2017の消去法データです。4月30日(日)、京都競馬場芝3200m(4歳上 GⅠ 定量 Cコース 外回り)で行なわれます。ここでは、天皇賞春過去10年の成績と傾向から出走予定馬(登録馬)をデータ消去法で見ていきます。
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消去法データ
減点A ダイヤモンドS組
a 数少ない長距離重賞の代表格ダイヤモンドS組は低レベルな一戦になる事が多いからか【0.1.0.8】と不相性です。過去30年でも【0.1.0.13】で2015年フェイムゲームが唯一の2着……。同馬は重賞4勝馬でもありチョッと同列に語るには厳しいところですが、前走ダイヤモンドS敗退、勝っても0.2秒内馬となると過去10年【0.0.0.6】
減点B 高齢馬
7歳以上馬は【0.2.2.46】。今年は回避予定だそうですがカレンミロティックが昨年2着、一昨年3着。2013年外国参戦馬レッドカドーと2010年マイネルキッツはGⅠ馬でした。7歳以上馬50頭中、
a 前走10着以下馬は【0.0.0.6】
b 前2走ともGⅡ以下戦を使い前走4着以下馬は【0.0.0.23】
減点C 低人気馬
a 前走10番人気以下4着以下馬は【0.0.0.14】
減点D 近走不振馬
a 近4走とも4着以下馬は【1.0.0.18】。2012年ビートブラックが唯一の例外で過去30年でも【1.0.0.42】となっております。このうち6歳以上馬は過去10年【0.0.0.14】
減点E 臨戦過程
a 近2走、有馬記念⇒日経賞の臨戦で前走敗退馬は【0.0.0.6】。人気所は少ないですが2011年ペルーサはココに該当します。過去30年でも【1.1.0.7】でマンハッタンカフェとゼンノロブロイが例外となっているのみの実績です。
b 近2走、日経新春杯⇒日経賞の臨戦馬は【0.0.0.6】。過去30年でも【0.0.0.8】で、人気所では一昨年アドマイヤデウス、2011年ローズキングダム、1995年インターライナー等が該当します。
c 近2走、GⅢ以下⇒GⅡ以下の臨戦でともに5番人気以下5着以下馬は【0.0.0.8】。過去30年でも【0.0.0.18】で、全馬2桁人気で14頭が2桁着順です。
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
消去法選定作業を終えて
フルゲート18頭に対し19頭の登録です。カレンミロティックとトウシンモンステラは回避予定となっております。近年は海外参戦も増えて、中々メンバーが揃い難い春の古馬戦なんですが、豪華メンバーが揃いました。そう考えると大阪杯のGⅠ昇格は正解だったのかなぁ~?春の長距離王決定戦です。
1着候補6頭
キタサンブラックは充実一途……。改めて申し上げるまでもありませんが、チョッと逆らい難い雰囲気を醸し出してきました。私は京都大賞典までは本命中心の印が多かったんですが、以後はチョッと軽視して見てました。連勝が続くタイプではなく、有馬記念で2着したのはココには好材料かと思います。枠順も重要になってくる天皇賞春なんですが、この馬のアタマを跳ねる可能性を他馬に見出せなかった場合は本命視も考えております。
サトノダイヤモンドは目下4連勝中……。前走阪神大賞典はナリタトップロードのレコードに0.1秒差に迫る好タイムで快勝し、コチラも充実一途の1頭です。その4連勝の疲労がどこまで?っが評価の分かれ道になります。
1番人気は【0.0.1.9】と散々な結果となっております。例外は2008年アサクサキングスの3着……。過去30年では【9.3.4.14】で3着内率53.3%!ディープインパクトやテイエムオペラオー、スペシャルウィーク等希代の名馬がズラリと名を連ねますが、長距離重賞の扱いがJRAの中でも変わってきてて、直近の10年とそれ以前の20年では同列に比較し難くなってきました。
スターホースの登場とともに見直されれば私としては幸いなんですが、今年はいわゆる【2強】のどちらかで間違いないでしょう……。中間の動きや枠順も重要になってきますが、その辺りも含め時間許す限り考えたいです。
以上、天皇賞春のデータ消去法編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。