第68回安田記念2018の枠順が確定しました。スワーヴリチャードが1枠1番、ペルシアンナイトが3枠5番、サングレーザーが8枠15番などとなっています。ここでは、安田記念過去10年のデータを中心に枠番別成績と払戻金の傾向を調べてみました。
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安田記念2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】では、1着候補5頭+3着候補1頭に絞れました。(タワーオブロンドンが回避したので1着候補5頭になりました)
音声だけですが「You Tube」にもUPしております
(買い方については20:20辺りからです)
着候補 消去項目入り枠順表
馬番 | 着候補 | 競走馬名 | 減点項目 |
---|---|---|---|
1 | 1着候補 | スワーヴリチャード | 減点なし |
2 | -着候補 | サトノアレス | 減点Ca |
3 | -着候補 | ダッシングブレイズ | 減点Cd |
4 | -着候補 | アエロリット | 減点Aa |
5 | -着候補 | ペルシアンナイト | 減点Da |
6 | -着候補 | レーヌミノル | 減点Aa |
7 | 1着候補 | ウエスタンエクスプレス | 減点なし |
8 | -着候補 | キャンベルジュニア | 減点Ba |
9 | -着候補 | レッドファルクス | 減点Bb |
10 | -着候補 | モズアスコット | 減点Bc |
11 | -着候補 | リアルスティール | 減点Db |
12 | 1着候補 | ヒーズインラブ | 減点なし |
13 | -着候補 | ブラックムーン | 減点Cd |
14 | 1着候補 | リスグラシュー | 減点なし |
15 | 1着候補 | サングレーザー | 減点なし |
16 | -着候補 | ウインガニオン | 減点Ba |
過去10年の枠番別成績|フラットでしょうが去年は外枠ワンツー
率としては外枠低調ですが、これは出走頭数の違いが影響したもの。数の比較としては遜色ありません。
過去10年で8回は最低1頭の3着内馬を輩出し、来なかったのは2016年と2014年。2009年ウオッカの年は3着内独占、2008年ウオッカの年はワンスリー、2011年リアルインパクトの年はツースリー、2012年ストロングリターンの年はワンツー決着となっております。
過去10年で5回3着内馬を輩出しておりますが、複数来た年はありません。2016年ロゴタイプ、2014年ジャスタウェイ、2013年ロードカナロアと勝ち切るケースが多いのは注目です。
過去10年で8回は最低1頭の3着内馬を輩出し、来なかったのは2012年と2009年。総合すると、3枠内又は6枠より外は必ず3着内馬を輩出していることになります。
2017年サトノアラジンの年はワンツー、2016年ロゴタイプの年はツースリー、2015年モーリスの年はツースリー、2014年ジャスタウェイの年はツースリー決着。
今回の想定オッズと過去の払戻金はどうなってる?
単勝オッズ
データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。
第68回安田記念 GⅠ 人気 馬名 想定オッズ 1 スワーヴリチャード 3.2 2 サングレーザー 4.6 3 ペルシアンナイト 4.7 4 リスグラシュー 6.9 5 サトノアレス 10.0 6 リアルスティール 10.9 7 アエロリット 10.9 8 レッドファルクス 13.8 9 キャンベルジュニア 27.2 10 モズアスコット 35.4 11 ヒーズインラブ 70.3 12 ウエスタンエクスプレス 74.8 13 ウインガニオン 91.1 14 ブラックムーン 203.5 15 レーヌミノル 203.5 16 ダッシングブレイズ 324.1 着候補別では……
1着候補:1・2・4・11・12番人気
過去10年の払戻金データ
単勝10倍超が4本はGⅠでは異例といえるでしょう。地味に複勝も高配当が連発しております。馬連はウオッカの2回目の年を除き9回が4桁で4回の万馬券。3連複は9回が万馬券で7回が3万超となっていて、3連単はオール万馬券で8回が10万超と大波乱前提のレースとなっております。
今回の購入候補馬は1着候補5頭
スワーヴリチャードとサングレーザーの考察につきましては安田記念2018データ|出走予定馬と消去法編【過去10年】で書いております。よってココでは残った1着候補馬3頭について少し触れておきたいと思います。
リスグラシューについて
牝馬は相性が悪く、安田記念が6月開催になって以降【2.1.2.45】で上の画となっております。前走連対馬が18頭もいてこの成績は厳しいデータです。1着はウオッカだけで飛んだ馬の方が多いですが、人気所では2011年アパパネが1番人気6着他、ダンスインザムード・ファインモーション・スティンガーなどとなっております。
東京新聞杯は牡馬混合戦を強い内容で1着して、8分の出来だった阪神牝馬Sも3着は自力の証明。恐らくメイチだったヴィクトリアマイルを2着して、ココはお釣りでの競馬を余儀なくされます。
加えて、この3戦がスローの上り勝負だったことが安田記念には向かない可能性が高く、人気になると危険なタイプと言えなくもありません。実際スローの年もあるんですが、それはあくまで例外であって、このタイプが人気するなら嫌って入るのがセオリーかと思います。
ヒーズインラブついて
この馬もスローの上り勝負で良績が多い1頭です。前走ダービー卿CTの重賞初挑戦初制覇はお見事!上り最速でタイムも優秀でした。このダービー卿CT組は直行が少なく、安田記念が6月開催になって以降【2.0.0.8】で上の画。ピンかパーかで非常にはっきりしております。
勝ったのは2頭で、2016年ロゴタイプが8番人気、2015年モーリスが1番人気となっております。このヒーズインラブは全然人気がないみたいなので、昨年のロジチャリスになるか、一昨年のロゴタイプになるか?ってところかと思います。
私のスタンスなら「単穴▲」が一番似合いそうなタイプですが、他に候補が居なければ本命でもいいかとは思っております。ただこの際、「この馬絶対」って評価ではなく、「この馬台頭時の払戻が一番高いフォーカスを組んだから」の意であることはココでも強く申し上げておきたいと思います。藤岡厩舎は4週連続GⅠで急がしそうですが、良い馬が揃うと相乗効果もあってそろそろ怖い感じはしております……。
ウエスタンエクスプレスについて
これで3年連続の外国馬参戦となりました。正直なところ、力量が全然分かりません。分からないんですが、分からないなりの扱いにしたいと思います。買い方も同様……。まず人気ですが、これが全然ないのは”買い”のファクターです。
海外で通用する馬を作っていくのは日本国内生産界の悲願ではありますが、それはあくまで凱旋門賞を目指している訳でして、近念をみるとマイル以下の特にスプリント戦となると逆に差が大きくなってるようにも感じます。
この馬もビューティーオンリーに0.1秒差2着があり、能力の比較だけなら上位の扱いで問題ないとは思います。あとは日本の馬場に合うかどうか?こればかりはやってみないと分からない……。これ位の人気なら押さえておきたい1頭かと思います。
他馬に関しては可能な限りココで追記したいと思います。
今日までのまとめ
登録19頭で回避が3頭出てフルゲート割れ16頭戦となりました。私としてはタワーオブロンドンの回避は残念でしたが、それ以外は順当かと思います。オッズも割れ気味で、個人的には1着候補馬5頭全馬に『▲』を打ちたいくらいの気持ち(笑)なんですが、事情もあって一応序列はつけることにしてます。
そんな訳で”絶対軸馬不在”の混戦で難解とみてるんですが、馬券としては来たときに後悔しないようなものを組むことを心がけたいところです。オッズとの相談によるところも大きいんですが、その辺りも含め時間の許す限り考えたいです。
以上、安田記念2018枠順確定|過去10年の傾向と内有利なデータ編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。