オールカマー2018データキャッチ

第64回オールカマー2018の消去法データです。過去10年の傾向から検証してみました。出走予定(登録)馬は昨年の皐月賞馬アルアイン、グランプリホースのゴールドアクター、昨年の日本ダービー馬レイデオロなど重賞馬8頭を含む豪華競演となりました。9月23日(日)中山競馬場で開催のGⅡ、発走時刻は15:45です。関東古馬の始動戦として定着して久しいですが、大半の馬がココから天皇賞秋の輝冠を目指します。関西では2週後に京都大賞典が行われますが、こちらは長距離戦の趣が強いためか、近年は関西馬の東上も目立ち近5年は連続で連対馬を輩出中で、その取捨は非常に重要となる一戦です。

オールカマーの注目穴馬人気ブログランキングAへで限定公開中!2014年7番人気2着ラキシスも該当した【3.5.1.5】で3着内率64.3%・複回収値118のデータ馬です。(ガンコでした)

消去法データで全頭考察

アルアイン 北村友 57.0

【減点なし】中山は【1.1.0.0】で昨年の皐月賞馬です。その皐月賞は内回りですが、セントライト記念はこのオールカマーと同距離同コースの外回りで、適正の高さを感じる1頭です。秋のGⅠシリーズで中山となると有馬記念ですが、ココのメイチから逆算するとまだ3ヶ月あり、余裕残しの仕上げなら人気程信頼が置けないかも知れません。

エアアンセム 田辺 56.0

【減点Da】今回斤量増となる7歳以上馬は【0.0.1.12】。2011年トウショウシロッコ6番人気3着が唯一の馬券圏内です。厳しいとは思いますが、中山芝は【2.2.2.2】。全て内周りコースですが良績が多いのと、鞍上は先週セントライト記念を制した”ミスター中山競馬場”田辺騎手なのは一応アタマの片隅に置いておきたい……。

ガンコ 藤岡佑 57.0

【減点なし】天皇賞はGⅠ初挑戦を大敗し壁に跳ね返されました。私は現地観戦で本命視してたんですが、藤岡佑騎手のGⅠ初制覇を生観戦できる期待を込めての訪問でしたが及びませんでした……。距離は明らかに長かった訳ですが、春は番組も手薄で、これは仕方ない臨戦だったかと思います。今秋のローテですが、天皇賞秋は若干短いのと初の左芝は気になります……。3戦目は有馬記念としても次に適鞍がなく、ある程度仕上げてきてる可能性は高く侮れない1頭です。

ゴールドアクター 吉田隼 57.0

【減点Ba】前走10着以下の6歳以上馬は【0.0.0.22】。人気サイドでは2013年ダイワファルコンが4番人気8着しております。一昨年の覇者で中山は【4.1.1.3】と良績が集いますが、昨年秋は全休して、今年は2戦してともに2桁着順と”終わってしまった馬”の可能性も否めません……。人気するなら買えない1頭です。

ショウナンバッハ 三浦 56.0

【減点Da】今回斤量増となる7歳以上馬は【0.0.1.12】。前記エアアンセムと同項です。中山は【0.0.1.9】と特筆すべき点もなく、そもそも右芝は【1.0.1.19】。左芝は【3.0.2.13】でメイチは前走か?次が毎日王冠なら、どちらかで掲示板はありそうですが……。

ダンビュライト 武豊 57.0

【減点なし】中山は【1.0.2.0】で弥生賞と皐月賞の3着は内回り、AJCC1着は同距離同コースの外回り戦でした。GⅠでは一歩足りないレースが続いており、ココ狙いの可能性もあり侮れない1頭です。

ブライトバローズ 石橋脩 56.0

【減点Aa】前走非重賞戦出走の6歳以上馬は【0.0.0.12】。2008年アドマイヤタイトル3番人気10着、2016年サムソンズプライド以外は全馬2桁人気で、12頭中10頭が2桁着順(中止含む)となっており、ココでは厳しそうです。

ブラックバゴ 池添 56.0

【減点Ba】前走10着以下の6歳以上馬は【0.0.0.22】。前記ゴールドアクターと同項です。昨年も見せ場なく10着しており厳しいと思います。

プリメラアスール 酒井 54.0

【減点Ba】前走10着以下の6歳以上馬は【0.0.0.22】。関西馬の東上ですが狙いは次のエリザベス女王杯か?ココでは厳しいとみてます。

マイネルフロスト 柴田大 56.0

【減点Ca】前走GⅢ以下6着以下の6歳以上馬は【0.0.0.28】。2013年4番人気8着ダイワファルコン、2008年3番人気10着アドマイヤタイトルなどとなっております。もう3年未勝利で、2015年はAJCC4着⇒中山記念4着⇒福島民報杯勝ち⇒シンガポールGⅠ4着⇒オールカマー9着⇒以後未勝利の戦歴でした。この海外遠征後サッパリになる馬は枚挙に暇がなく、私としては否定派となる最たる要因であります。

マイネルミラノ 丹内 56.0

【減点Ba】前走10着以下の6歳以上馬は【0.0.0.22】。中山は【4.1.1.9】で今年は同距離同コースのAJCC3着の実績も光ります。しかし、OP入り後はローカルメインの使われ方で、ココではチョット狙い難いですネ。

ミライヘノツバサ 北村宏 56.0

【減点なし】中山は【4.2.2.1】で同コース3勝と、メンバー中もっとも舞台設定が合ってると思う1頭です。1年半の休養が入りましたが問題はココだけ……。万全なら間違いなく勝ち負けです。その状態面が分からないゆえ様子見がセオリーですが、人気落ちで走られると次が買い難くなることはアタマの片隅に置いておきたいです。

レイデオロ ルメール 57.0

【減点なし】昨年の日本ダービー馬です。中山はホープフルS勝ちがありますが皐月賞5着でともに内回り……。適正としてはアルアインの方を上に(2頭の比較なら!)取りたいです。

もう一つ気になるのが海外帰り緒戦……。これはアルアインも同様ですが、オールカマー過去10年では【0.0.0.1】で2015年のマイネルフロストのみとなっております。同馬のその後については前記の通りですが、海外出走の場合帰国後の調整目的で遠征するケースはまず該当しないので、メイチ仕上げから次を使うまでに結構な時間を要します。それゆえ、実践から離れる期間が長くなり、馬が引退したんだ!って勘違いするヤツも居るそうです。強い馬だとは思いますが、人気程信頼できないんじゃないかと思います。

出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ

  •  1着候補 アルアイン 減点なし
  •  3着候補 エアアンセム 減点Da
  •  1着候補 ガンコ 減点なし
  •  -着候補 ゴールドアクター 減点Ba
  •  3着候補 ショウナンバッハ 減点Da
  •  1着候補 ダンビュライト 減点なし
  •  -着候補 ブライトバローズ 減点Aa
  •  -着候補 ブラックバゴ 減点Ba
  •  -着候補 プリメラアスール 減点Ba
  •  -着候補 マイネルフロスト 減点Ca
  •  -着候補 マイネルミラノ 減点Ba
  •  1着候補 ミライヘノツバサ 減点なし
  •  1着候補 レイデオロ 減点なし
  • 今回の購入候補馬は1着候補5頭+3着候補2頭

    1着候補馬

  • アルアイン
  • ガンコ
  • ダンビュライト
  • ミライヘノツバサ
  • レイデオロ
  • 3着候補馬

  • エアアンセム
  • ショウナンバッハ
  • 消去法選定作業を終えて

    フルゲート17頭に対し13頭の登録です。GⅠ天皇賞秋に中4週となる王道ローテなんですが、非根幹距離なのか右芝⇒左芝なのか相性としてはサッパリな近年です。

    かといって、他にリンクするようなGⅠもなく、大半の馬が天皇賞秋に向かっていることからも、古馬特に関東勢の始動戦色が強くなった要因かもしれません……。それゆえ狙いはココである程度作ってきてる馬になるんですが、特殊なコース形態もあって、その相性も重要になってきます。

    オールカマーの注目穴馬人気ブログランキングAへで限定公開中!2014年7番人気2着ラキシスも該当した【3.5.1.5】で3着内率64.3%・複回収値118のデータ馬です。(ガンコでした)

     

    以上、産経オールカマーのデータ消去法編を終わりたいと思います。

    最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。