エルムS2020キャッチ2

第25回エルムステークス2020の出走馬が確定しました。タイムフライヤーが8枠13番、ウェスタールンドが5枠8番、エアスピネルが2枠2番などとなってます。ここでは、エルムステークス2020の全頭解説を紹介します。

2020/08/07 11時 枠順確定後に一部加筆・訂正しました

エルムSの穴馬はコレだ!

エルムS過去10年、単オッズ15倍以上馬は7回7頭が馬券に絡んでます。この内、共通点を満たした馬は【1.2.4.16】で複勝率30.4%、単回収値123、複回収値186と優秀な成績です。

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ユーチューブでは過去3年のレースを振り返って検証してます。

コーナーは内外イーブンの扱いですが、直線は外がやや劣勢です。内を回した馬は4頭ですが、逃げ馬が2頭なので有利とも言えず、そこまで強く意識する必要はなさそうです。

ただ、位置取りは中団より前が前提です。後方からは2頭のみで3着までですし、席が一つしかないのは把握しておきたい1点です。上り最速の馬は3年中2回馬券に絡んでますが、速い上りよりは位置取りが優先なのは確かなレース傾向です。

着候補 消去項目入り枠順表

  • 1 -着候補 ヒラボクラターシュ 減点Cc
  • 2 -着候補 エアスピネル 減点Ab
  • 3 -着候補 サトノティターン 減点Ba
  • 4 -着候補 ワンダーリーデル 減点Ab
  • 5 1着候補 アディラート 減点なし
  • 6 1着候補 リアンヴェリテ 減点なし
  • 7 -着候補 ワイルドカード 減点Ba
  • 8 -着候補 ウェスタールンド 減点Bb
  • 9 1着候補 ロードゴラッソ 減点なし
  • 10 1着候補 アナザートゥルース 減点なし
  • 11 -着候補 アルクトス 減点Aa
  • 12 1着候補 ハイランドピーク 減点なし
  • 13 1着候補 タイムフライヤー 減点なし
  • 14 -着候補 バスカヴィル 減点Cb
  • エルムS2020全頭解説

    今回の評価ですが、個人的意見として、A~Dの4段階で評価してます。

  • A 券種に関係なくほぼ買うだろう馬
  • B 3連複なら入れたい馬
  • C 購入の可能性を残しておきたい馬
  • D ほぼ間違いなく切るだろう馬
  • っと言うことで進めたいと思います。

  • D ヒラボクラターシュ
  • 減点Cc 前走G2以下使用で半年以上の休養馬は【0.0.0.6】

    日本TV盃6着

    安定した成績が売りでしたが、一説には呼吸器系が芳しくないようで、一昨年2着した時とは別馬の判断です。前走もスタート良く位置も取ったんですが、ピタッと止まってますし、力を出せれば上位ですが、ちょっと買い難いですネ。

  • D エアスピネル
  • 減点Ab 前走7番人気で今回距離延長馬【0.0.0.6】

    プロキオンS2着

    先行勢が潰れて中団からの差しが決まったレースでしたが、勝ち馬には3キロの斤量差で上がりが1秒つけられて完敗です。その勝ち馬が不在の今回は一気の人気アップですが、今回はパワーが要求されるレースで、300mの延長がどうですかネ。

    ダート転向緒戦にしては上々でしたが、上位人気では一番危ないとみてます。

  • D サトノティターン
  • 減点Ba 前走4角6番手以下3着以下で当日56キロ以下馬【0.0.0.38】

    スレイプニルS3着

    前残りの展開を唯一中団から差してきました。上位入線した3頭が上がり3位タイだったんで、位置取りのアドバンテージがそのまま着順になりました。2100m戦の減点もありますし、10頭立てだったんで、特に強調できる材料がないですネ。

  • D ワンダーリーデル
  • 減点Ab 前走7番人気で今回距離延長馬【0.0.0.6】

    プロキオンS9着

    先行勢で残ったのは3着したヤマニンアンプリメだけで、この馬は上がり3位タイでしたが、如何せん後ろ過ぎました。ただ、これは自身の競馬ですし、今回のレース質は向かない番であるのは間違いありません。パワーが必要とされるエルムSで2Fの延長ですし、この馬は厳しいと思います。

  • B アディラート
  • 減点なし満点クリア

    マリーンS3着

    スタートが悪くて中団やや後ろからの競馬になったんですが、4角では2番手まで押し上げてて力は上位だったと思います。このレースはコーナーで外を回した3頭が上位独占なので、少し向いたのも確かですが、距離ロスも相当あったんでナイスランの3着でした。

    ただ、勝ち馬に対しては1キロ差での完敗で、今回は同斤量なので多くは望めない印象ですネ。もう連続で好走しないタイプなになったんで、今回は危ない番でもあります。マリーンS組は3年連続で連対馬を輩出中の好相性で、今回は全然人気がないみたいなので押さえる方向です。

    この馬はロードゴラッソと同項の【1.2.4.16】で複勝率30.4%、単回収値123、複回収値186の好データ該当馬になります。

  • A リアンヴェリテ
  • 減点なし満点クリア

    マリーンS13着

    逃げれなかったらダメな典型で、この前走参考外ですが、6~8月期は【4.1.0.2】の夏馬です。今回も逃げれなかったらダメだと思いますが、去年の5着馬ですし、重賞を獲るならココしかないと思います。前走はトップハンデの1番人気からの1.5キロ減、大幅人気ダウンですから当然狙い目です。

  • C ワイルドカード
  • 減点Ba 前走4角6番手以下3着以下で当日56キロ以下馬【0.0.0.38】

    アンタレスS13着

    このレースはコーナーで外を回した2頭がツースリーなんですが、中団からの競馬でコーナー内目を回ったのが向きませんでした。ただ、8着したロードゴラッソより先に外に出してるので、脚を余したってよりは失速したようにも観えましたし、今回も多くは望めません。

    6歳馬で大敗が2回続くと買いにくいんですが、この馬は6~8月期が【2.2.1.0】とパーフェクトなので、一応警戒しておきたいと思います。

  • D ウェスタールンド
  • 減点Bb 前走4角10番手以下馬【0.0.0.25】

    アンタレスS1着

    後方2頭目からの上り最速で、2位に1秒つけてるので止まって観えました。しかも、コーナーで内を回したのは上位ではこの馬だけで、この前走の評価に関しては満点の重賞初制覇でした。

    ただ、ココまで完璧に嵌っただけに怖い感じもありますし、何よりレース質は完全に遠いですネ。脚質的にも向かない側のレースですし、上位人気の中では危ない方だと思います。

  •  1着候補 ロードゴラッソ
  • 減点なし満点クリア

    アンタレスS8着

    このレースはコーナーで外を回した2頭がツースリーなんですが、中団やや前目から最後までコーナー内を回って向きませんでした。そのコーナー内からは勝ち馬が出てますが、4角手前で外に出してるのが差になったんで、今回は当然見直しが必要です。直線でちょっと反応が悪かったのは気になる所です。

    この馬は無料メルマガで配信中の【1.2.4.16】で複勝率30.4%、単回収値123、複回収値186の好データ該当馬です。目標は先だとうは思いますが、ココで走られると人気になるので、先に買っておきたいと思います。

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  • B アナザートゥルース
  • 減点なし満点クリア

    アンタレスS2着

    2番手から突っかけて行ったんですが、先行勢で残したのは唯一で、逃げ馬を完全に潰してますし、この組からは一番評価したい1頭です。前走重賞組は6年連続で馬券に絡んでる好相性で、58キロ以上馬も【1.4.1.3】と好相性です。

    今年は平安Sからの直行がいないので、この馬はある程度評価するつもりです。目標は次以降だとは思いますが、ココは力が違ってる可能性がありますネ。

  • C アルクトス
  • 減点Aa 今回中9週以上の距離延長馬【0.0.0.11】

    かしわ記念4着

    前目からの競馬でしたが、このレースは7頭立ての少頭数戦にしては縦長になって、コーナーで内を回した馬が上位を独占しました。悪いことに2頭分外になったのでかなり向きませんでしたが、前の馬が残してるだけに物足りない内容でした。

    いきなりから動けるタイプですし、6~8月期は【3.0.0.1】と夏も好相性ゆえ、一応例外視の可能性を残しておきますが、中途半端に人気してるのは気になる所ですネ。

  • A ハイランドピーク
  • 減点なし満点クリア

    大沼S3着

    番手を併走して、早め先頭に立ちましたが、勝ち馬が上りで1秒以上詰めてきました。逃げ馬に差し返されたのが少し気になる所ですが、この馬は2年前がマリーンSから重賞初制覇、昨年が大沼Sから2着っと、滞在競馬は好相性です。

    しかも前走はプラス16キロと余裕を残してましたし、去年は57キロでしたが、今年は56キロで出れるのも魅力です。前走比は2キロ減ですし、ココの馬は外せませんネ。

  • A タイムフライヤー
  • 減点なし満点クリア

    マリーンS1着

    中団からの競馬でしたが、ほとんどロスなく回ってこれましたし、この位置取りから上がり最速の3馬身半差圧勝ですから、ちょっとレベルが違ってました。G1馬が57キロで出れましたし、今回の1キロ減の56キロは魅力です。

    マリーンS組は3年連続連対馬輩出中の好相性レースで、この3年に関しては連対馬からなので当然侮れませんが、連続で好走しないタイプになっちゃったのは気になる所ですネ。

    ただ、パワーを求められるエルムSですし、この馬は全4勝中3勝がハイペースでの実績で、今年は向く可能性もあります。上位人気の中では一番信頼できそうに思います。

    この馬は、ラインで紹介した「特注軸馬」で、過去10年【7.3.5.6】で複勝率71.4%、単回収値125、複回収値102の好データ該当馬です。このラインでは毎週初めに全重賞の特注軸馬データの他、週末は馬場読み予想、外厩予想も取り入れて好評無料配信中です。情報を受け取りたい方はお友達登録の方、宜しくお願い致します。

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  • D バスカヴィル
  • 減点Cb 前走2100m以上戦使用馬【0.0.0.4】

    丹沢S1着

    6歳にして重賞初挑戦の叩き上げです。しかも今年は3戦してオール連対で、2連勝で条件戦を卒業しました。最近は芝ではこのパターンが侮れないんですが、ダートはかなりレベル差がありますからネ。タイムも平凡ですし、ココでは厳しいでしょう。

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    以上、エルムステークス2020【枠順確定】全頭解説編を終わりたいと思います。

    最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。

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    芝中心の中央競馬では、ダート重賞の数は圧倒的に少ない。交流重賞があるとは言え、出走枠が限られているため、潤沢に賞金を持つ一線級でなければ、なかなか思い通りレースを使えない現状となっている。

    それ故、出走枠が多い中央のダート重賞は貴重な存在だ。勝たねばならぬオープン特別とは違い、2着でも賞金を加算できるのも大きい。

    しかも、エルムSは小回り1700mで行われる唯一の重賞。この条件を得意とする馬にとっては、大きな目標になることは言うまでもない。

    事実、近5年でハイランドピーク、ドリームキラリ、クリノスターオーと数々のリピーターが出ており、2015年3着のエイシンモアオバ―などは、このレースで4度も馬券に絡んでいる。

    無論、単純にリピーターだけ買えばいいということではない。小回り1700mの番組は、札幌以外にも函館、小倉、福島とあり、それぞれコースによって差異はあるが、千直ほど特異な条件ではないからだ。

    どの馬が“買い”なのか。そのジャッジを下すために必要なのは、各陣営の本音や裏事情をしっかりと掴み、時間をかけてじっくりとレースを分析すること。それを一介の記者が集めてくる建前コメントや、個人レベルのレース分析で的確に行うことは不可能と言えよう。

    弊社シンクタンクには、ハイセイコーの増沢末夫、マルゼンスキーの中野渡清一、サクラスターオーの平井雄二といった元騎手、調教師が名を連ね、競馬界の大物関係者が情報ルートとして多数所属しているため、常日頃から、あらゆる情報が必然的に集まってくることになる。そして、レースを分析するプロたちが、様々な角度から検討に検討を重ね、結論を出しているのだ。

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