第56回札幌記念2020の出走馬が確定しました。ラッキーライラックが5枠6番、ノームコアが1枠1番、アドマイヤジャスタが8枠11番などとなってます。ここでは、札幌記念2020の全頭解説を紹介します。
札幌記念の穴馬はコレだ！
札幌記念過去10年、単オッズ15倍以上馬は6回8頭が馬券に絡んでます。この内、共通点を満たした馬は【2.3.3.29】で複勝率21.6％、単回収値100、複回収値142と優秀な成績です。
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着候補 消去項目入り枠順表
回避
札幌記念2020全頭解説
今回の評価ですが、個人的意見として、Ａ～Ｄの4段階で評価してます。
っと言うことで進めたいと思います。
減点なし満点クリア
安田記念4着
最後方待機から上がり2位で追い込んできて届きませんでした。勝ったグランアレグリアには位置取りの差がありながら0.1秒切れ負けで完敗でしたが、2着したアーモンドアイより0.1秒詰めて、着差も0.1秒ですから好勝負でした。
もちろん、アーモンドアイのスタートが悪かったのは割引なんですが、このレースはコーナーで外を回した2頭が連対してて、逆に内を回ったのは、このノームコアと3着のインディチャンプですから、ちょっと向きませんでした。
前走のレースレベルだと、この安田記念が一番高かった可能性はあるんですが、直線は外伸びで、この馬は絶好位でしたから、総合するとイーブンの扱いで取ってます。
今回は久しぶりの右回り戦で、2000ｍ戦も愛知杯以来の1年半ぶり……。距離延長で位置取りが楽になるなら楽しみもありますが、一気2Fの延長で、これは探せば厳しいデータにも該当します。人気程は信頼できないイメージですね。
減点Ba 前走2秒以上大敗馬は【0.0.0.9】
宝塚記念15着
このレースはコーナー直線ともに外を回した馬が上位独占で、この馬は逃げたトーセンスーリヤの真後ろでしたから、コーナー直線ともに内で向きませんでした。最近では珍しくなった、安田記念から宝塚記念のローテでしたが、この馬にとっては距離も長くて、もう直線入口ではかなりムチが入ってたので、精一杯だったと思います。
その安田記念は中団やや後ろからの競馬で、これは上位入線した馬たちと近いゾーンでした。直線はアーモンドアイとノームコアの間で、外伸び馬場でしたから、かなり向いた中での9着だったと思います。上がりも1秒近く切れ負けですし、もう全然通用してませんでしたネ。
この馬はマイルCSで3歳時に1着、そこから4歳で2着⇒5歳の去年が3着と好成績です。安田記念とマイルCSは求められる適性が違うので、両方のレースで好走する馬はかなりのレアケースで、この9着は度外視でいいと思いますが、やっぱり目標はマイルCSだと思います。今年は阪神開催で、ちょっと不運ですが、今回は見送りたいですネ。
減点Ba 前走2秒以上大敗馬は【0.0.0.9】
宝塚記念7着
積極的に逃げましたが、このレースは先行勢が総崩れになってしまいました。しかも、コーナー・直線ともに外を回った馬が上位独占ですし、そもそも距離も長くて、今回登録がある3頭の中では一番向かなかったクチでしょう。
今回はトーラスジェミニが出てくるなら逃げはないでしょうし、洋芝は条件戦時代ですが【1.4.1.1】で全て4着以内と好相性です。これで想定が7番人気ですから、この馬は警戒が必要な1頭だと思います。
減点Ba 前走2秒以上大敗馬は【0.0.0.9】
阪神大賞典10着
これはもう全然条件が違うんでレース回顧云々じゃないんですが、坂井騎手のコメントをそのまま受け取れば距離が全てでしょう。まぁ～1秒負けも大差負けも賞金は同じですから、無理しなかったのは良かったと思います。もう7歳ですし、G1を狙うような状態じゃありませんから、目標は京都大賞典ですかネ。ココは見送りです。
減点Aa 前走非重賞戦使用馬は【0.0.0.25】
札幌日経OP7着
久々の芝でしたが、後方待機から流しただけで、垂れてきた馬を交わした分、着順を上げてきました。能力的に足りてない可能性が高いですネ。今回は見送りです。
減点Ba 前走2秒以上大敗馬は【0.0.0.9】
宝塚記念6着
やや重にしては好タイムが出たんですが、先行勢が全滅して、中団より後ろからマクッて行った馬が上位台頭しました。いかにも宝塚記念らしい決着だったんですが、4角手前で連対馬2頭と一緒に上がって行って、直線では置いていかれた内容がどうか？ですネ。
デムーロ騎手のコメントによると馬場を気にしてたのが全て、のようでしたが、上がりが36秒以上かかるようなレースは初めてですから、これは向きませんでした。
この馬は、ラインで紹介した「特注軸馬」で、過去10年【6.4.5.6】で複勝率71.4％、単回収値106、複回収値111の好データ該当馬です。このラインでは毎週初めに全重賞の特注軸馬データの他、週末は馬場読み予想、外厩予想も取り入れて好評無料配信中です。情報を受け取りたい方はお友達登録の方、宜しくお願い致します。
ただ、近年の札幌記念も上がりはかかる傾向で、良馬場で34秒台後半、やや重で36秒台前半が続いてます。順番なら今年はやや重の番でして、今回の舞台は、“前走よりはマシ”なんでしょうが、とても好転するとは思えません。
何より負け過ぎですし、後は馬のやる気次第ですが、2回目の連チャン期が終わって、この馬自身も終わってしまってる可能性を考えると、断然人気程は信頼できません。
減点になった着差の件ですが、このレースはクロノジェネシスが6馬身圧勝、2着のキセキも5馬身離したんで例外視の可能性は否めませんが、あって3列目ですネ。
減点Ca 前走460キロ未満の馬は【0.0.2.16】
日本ダービー7着
最後方待機から上がり2位の脚で追い込んできましたが、勝ったコントレイルは唯一前目で競馬して上がり最速ですし、これは力が違ってました。2着のサリオスとは位置取りの差だけでしたが、直線は完全に外伸びで、4角でスムーズに外に出せなかったのが残念でした。
この馬はデビューから3戦は洋芝を使われて重賞まで勝ったんですが、これは全て1800ｍ戦で、距離が伸びてから位置も取れなくなってきました。これが距離による所なのか？それともクラスの壁か？私は距離じゃ～ないかと取ってるんですが、2000ｍならギリギリですかネ。
今回は好相性の札幌ですから、舞台替わりは間違いなくプラスですし、メンバーも落ちるのは魅力ですが、一気の人気アップですし、人気程は信頼できないイメージです。
減点Ca 前走460キロ未満の馬は【0.0.2.16】
函館記念7着
このレースは勝ち馬以外の4頭はコーナー内で回って掲示板を独占したんですが、カウディーリョは2頭分外になったのが残念でした。ただ、直線は勝ち馬の後ろで、2着馬の内ですから、比較的いいゾーンを通って、切れ負けしました。
この時が2Fの距離短縮で、OPから格上げで位置が取れたのは高評価です。札幌は2戦2勝と好相性で、この馬は全成績が【4.0.0.5】のピンかパーか……。去年のブラストワンピースが近いタイプで、2016年のネオリアリズム、2011年のトーセンジョーダンも傾向としては似てます。札幌で良績の多い堀厩舎は2頭出しで勝負がかりですし、前走1番人気からの大幅ダウンは魅力の1頭です。
減点Aa 前走非重賞戦使用馬は【0.0.0.25】
STV賞2着
スローで先行勢が総崩れになって、後方一気でしたが勝ち馬に半馬身交わされました。位置は前でしたが、0.3秒の切れ負けで惜しい競馬だったと思います。この馬は中山巧者で、札幌の実績を加味すると楽しみな1頭ですが、格上挑戦の定量戦では厳しいかと思います。
減点Aa 前走非重賞戦使用馬は【0.0.0.25】
札幌日経OP1着
大幅距離短縮なんでレース質もなにもないんですが、この馬は全成績が【5.0.0.6】のピンかパーかで、このタイプは去年のブラストワンピースが1着してます。そこで色々考えたんですが、重賞では全然通用してませんし、距離が短いと極端に忙しいですからネ。気にはなってるんですが、今回は見送ります。
減点Ea 前走10番人気以下馬は【0.2.3.29】
函館記念1着
中団からの競馬で、コーナー外を回して上がってきました。このレースは2～5着馬がコーナー内をロスなく回って、この馬が唯一外なので高評価です。直線も馬場の真ん中から抜け出して1馬身半差ですから、王道競馬で着差以上に強い内容でした。
この時が16頭立ての15番人気で300万馬券に大貢献したんですが、元々G1戦2着もある実力者で、それも2000ｍのホープフルSでしたから、侮ってはいけない1頭でした。
長い不振期もあったんですが、今から思えば距離が長かったり、一気の距離短縮だったりと条件も微妙でした。阪神と中山は【0.3.0.2】で全て1桁着順ですし、相関性があると言われる札幌は合ってる可能性は十分です。
ただ、今回は一気の人気アップで、斤量も3キロ増で、買うタイミングとしては微妙ですネ。それでも3連系馬券なら押さえる必要性は感じてます。
減点なし満点クリア
函館記念4着
ハイペースの逃げで差し馬2頭が連対しましたが、3着にはクビ差で惜しい競馬でした。単騎逃げになって、このレースは勝ち馬以外の4頭がコーナー内で掲示板なのでちょっと向きましたが、2走前の巴賞はスローペースを逃げ切ってますし、相手によって自在な逃げを打てる先行力が魅力です。
前走は300万馬券が飛び出す大波乱でしたが、3走前のエプソムCは18番人気から3着で400万馬券を演出っと言うことで、この馬が逃げる重賞は、やたらと波乱になる事が多いのが特徴です。今回の上位人気馬は軒並み不安を抱えてる事から、尚更この馬の評価が高くなります。
この馬は無料メルマガで配信中の【2.3.3.29】で複勝率21.6％、単回収値100、複回収値142の好データ該当馬です。今年9戦目は不安ですけどネ。恰好の人気落ちですし、過去には勢いだけで持ってきた馬もいっぱい居ますから、今回はこの馬に期待したいと思います。
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札幌記念2020 外厩情報
今回も多くのノーザンファーム生産馬が登録してきてますが、もはや現代競馬で欠かすことのできない外厩馬情報は競馬セブンで無料公開されてます。
近年のノーザンファーム生産馬の成績を見るまでもなく、圧倒的優位な立場を取り続ける、ノーザンファーム『天栄』と『しがらき』組ですが、聞けばトレセン以上の施設力だそうで、そうなると馬券的ファクターから無視することは出来ません。
まず競馬セブンに無料登録して、若干前後する事はありますが、概ね金曜頃に”社台軍団の本音”アクセスします。その中に”社台外厩リターン”というコンテンツがあるので、そちらで外厩馬情報を確認できます。
競馬セブンへの登録方法や使い方については、「競馬セブン」の最強コンテンツ！｜外厩を制する者が近代競馬を制す！で詳しく解説してます。
以上、札幌記念2020【枠順確定】全頭解説編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。
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