第12回ヴィクトリアマイル2017の消去法データです。5月14日(日)、東京競馬場芝1600m(4歳上牝馬 GⅠ 定量 Bコース)で行なわれます。ここでは、ヴィクトリアマイル過去10年の成績と傾向から出走予定馬(登録馬)をデータ消去法で見ていきます。
コンテンツ
消去法データ
減点A 非重賞戦組
a 前走非重賞戦組は【0.0.1.12】でこのうち、前走敗退勝ってもタイム差なし馬は【0.0.0.10】
減点B 短距離路線組
a 前走1200mからの臨戦は【1.0.1.9】でこれは2頭ともストレイトガール。昨年連覇を達成しかなりレアなケースになります。このうち、前走2番人気以下馬は【0.0.0.9】
減点C 近走不振馬
a 近2走とも6着以下(JRA戦)馬は【1.1.1.42】でこのうち、今回斤量増となる馬は【0.0.0.14】
減点D 距離短縮組
前走1800m以上戦使用馬は【2.4.5.65】。8年連続で馬券圏内に絡む一大勢力ですがこのうち、
a 前走敗退の6歳以上馬は【0.0.0.8】
b 近2走とも1800m以上戦6着以下馬は【0.0.0.12】
減点E 大敗馬
a 前走マイル戦からの臨戦馬は【3.2.2.24】でこのうち、前走10着以下馬は【0.0.0.6】
減点F 福島牝馬S組
a 前走福島牝馬Sからの臨戦は【0.1.2.36】でこのうち、前走敗退勝っても0.2秒内馬は【0.0.2.36】
出走予定馬(登録馬)の消去法データまとめ
消去法選定作業を終えて
フルゲート18頭に対し17頭の登録です。何と言っても一昨年の2000万馬券が強烈で波乱の印象が強いんですが、ちょうど10年前にコイウタが勝った年も200万馬券が出て過去10年9回の万馬券決着……。古馬牝馬GⅠは春秋一つづつしかないんですが、圧倒的に春の方が波乱傾向です。(まぁ~牡馬も基本春の方が荒れ易いですが……)
1着候補3頭+3着候補3頭
ミッキークイーンは昨年2着からの輝冠を狙います。その昨年と同ローテで阪神牝馬Sからの始動となりましたが、オークスを制して以降はオールGⅡ以上戦を使われ戦ってきた相手が違い過ぎます。それでいて大事に使われてて3歳時6戦で4歳時4戦……。1年半ぶりの勝ち鞍となった前走から一気に連勝となるとどうか?ですが、付け入る隙もその辺りしかないのが現状です。
アドマイヤリードは阪神牝馬S2着からの臨戦……。ローズS以来の重賞復帰でしたが一応のメドは立ちました。非重賞戦オール連対の安定感はお見事ですが、ずっと使われてきた疲労は見えないモノがあって、まぁ~ココを使えばさすがに休養に入るでしょうし、もう一頑張りして欲しいところです。
1番人気は【3.3.0.4】と波乱のイメージにしてはマズマズです。それでも平均並には遠く及ばず信頼性はイマイチです。飛んだ4頭ですが、カワカミプリンセスは前走1位入戦降着からの長期休養明け緒戦……。アパパネは次の安田記念で引退となって既に終わってた馬で、スマートレイアーは2連勝中でお釣りが無く0.4秒負け……。
不可解なのはヌーヴォレコルトだけなんですが、思えばココからリズムを崩して【並の牝馬】になってしまいました。又はそれまでの良績が虚像だったのか……?今年はまずミッキークイーンで間違いなさそうですが、戦ってきた相手も全然違うし前走は1番人気を堂々の圧勝で、過去に飛んだ4頭よりは断然信頼が置けそうです。付け入る隙としては、今年は騎乗停止もあったりでGⅠ初騎乗となる浜中騎手の勝負勘辺りですが、その辺りも含め時間許す限り考えたいです。
以上、ヴィクトリアマイルのデータ消去法編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。