第79回皐月賞2019の枠順が確定しました。人気濃厚だったスプリングS勝ち馬エメラルファイトが回避して混沌。G1馬サートゥルナーリアは6枠12番、3戦3勝のダノンキングリーは2枠4番、朝日杯FS勝ちのG1馬アドマイヤマーズは1枠1番などとなっています。
ここでは、枠順確定後の全頭馬解説と、皐月賞過去10年のデータを中心に枠番別成績と払戻金の傾向を調べてみました。
皐月賞の注目穴馬はコレだ!
皐月賞過去10年、単オッズ15倍以上馬は10頭が馬券になっており【2.2.6.114】
共通点はツイッターは画像つきで公開してますが、
今年このデータに該当しそうな着候補馬は大穴も含め2頭!! ⇒ 人気ブログランキングSへで限定公開中です!(ファンタジスト・ブレイキングドーンでした)
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第79回皐月賞2019関連記事
ユーチューブでも考察をお話してます。
着候補 消去項目入り枠順表
回避
皐月賞過去10年の枠番別成績
皐月賞過去10年で最多勝は6枠より外の3つで2勝止まりです。回収値ベースで単複ともに100超枠はありません。中山競馬場芝2000mは枠差のないフラットが定説ですが、その辺りは中山競馬場のコースデータ|稼げる穴馬と攻略ポイントで詳しく(!?)書いてるつもりですので、併せてご覧ください。
今回の予想オッズと過去の払戻金などデータ色々
単勝オッズ
データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。
(2019年4月11日19時頃執筆時)
1 サートゥルナーリア 1.9 2 ダノンキングリー 4.9 3 アドマイヤマーズ 5.2 4 ヴェロックス 8.1 5 ニシノデイジー 18.1 6 ファンタジスト 18.4 着候補別では……
1着候補:3・6番人気 2着候補:2・7・13番人気 3着候補:1番人気
2着候補馬の扱いが鍵になりそうです。
過去の払戻金データ
過去10年、単勝は4桁配当4回とマズマズの波乱傾向で、目下3年連続単穴出現中です。馬連は3桁配当が3回のみとやはり波乱傾向が強く、昨年を含む2回が万馬券決着です。3連複の3桁配当はなく万馬券4回、3連単は一昨年100万馬券が飛び出しており、穴党としては待ちに待った出番!大波乱狙いもアリなレースです。
過去の1番人気馬の成績は?
過去10年、1番人気馬は【2.2.1.5】と信頼性はイマイチ。目下5連敗中でアタマからは買い難いデータです。今年はサートゥルナーリアが濃厚ですが、そもそもホープフルSからの直行は日本ダービーを見据えての臨戦で、これはかなり危険な感じがしてるんですがどうでしょうか?
皐月賞2019有力馬解説
1枠1番アドマイヤマーズ
減点なしの満点クリア馬です。前走共同通信杯では逃げて2着。デビュー以来の連勝は4でストップしました。皐月賞は近3年逃げ馬が残ってませんで、この競馬はレース質としては異なる競馬でした。2走前の朝日杯FSは王道競馬で4角好位からの2馬身圧勝で、相手なりに臨機応変はしれる脚質は完成度としては相当高い1頭でしょう。本命候補です。
1枠2番サトノルークス
前走2200m以上戦出走馬は【0.0.0.13】。厳しいでしょう。
2枠3番ファンタジスト
減点なしの満点クリア馬です。結果的にこの馬がスプリングS最先着馬となりました。2走前の朝日杯FSは好位から上り2位タイで4着はレース質としてはマッチした1頭です。前走スプリングSの判断は難しいんですが、まぁ~横に広がってるんで好位に分類しました。私はこの馬、距離不安と考えてココまで軽視してきましたが、この2戦を見る限りではまだやれて良さそうです。完成度でどこまで?ですが、それでもどこかでは見限らなきゃいけないし、ここまで軽視してる分、買うべきタイミングかどうかも微妙なところです。印は間違いなく入れる1頭です。
2枠4番ダノンキングリー
デビュー3戦3勝で共同通信杯を制し直行のローテです。中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、キャリア3戦以下馬は【0.2.2.9】で減点が入った2着候補馬です。その前走共同通信杯はイン差しで、この皐月賞のレース質とは異なります。その辺りは気になってますが、内枠でもあり印は入れると思います。
3枠5番ランスオブプラーナ
中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、キャリア6戦以上馬は【0.0.0.21】。厳しいでしょう。
3枠6番クラージュゲリエ
中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、前走G3以下3着以下馬は【0.0.0.9】。間でもう一戦観たかった1頭なんですが直行となると厳しいんじゃないでしょうか。
4枠7番ヴェロックス
中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、前走非重賞戦組は【0.0.0.17】。時計もかかるレースで皐月賞への直結性も薄く、ココでは足りない印象です。
4枠8番ニシノデイジー
ホープフルSは恵まれた3着。弥生賞は内で粘ってレース質としては悪くないんですが、4着からとなると厳しいイメージです。1番人気からの人気落ち必至で警戒は必要ですが、データ的にも前走4着以下のキャリア6戦以上馬は【0.0.0.23】と良績がなく、軽視方向で考えている1頭です。
5枠9番メイショウテンゲン
前走弥生賞は8番人気でしたが、私は本命視してまして、見事1頭で皐月賞出走となりました。データ面では、前走6番人気以下のキャリア6戦以上馬【0.0.0.26】で減点が入りました。やたら雨とか雪とかの競馬を経験してまして、道悪なら警戒は必要かと思います。
5枠10番シュヴァルツリーゼ
中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、キャリア3戦以下馬は【0.2.2.9】で減点が入った2着候補馬です。弥生賞2着からの臨戦ですが、大外から上り最速で突っ込んできましたが、これは皐月賞のレース質には遠い印象です。軽視方向です。
6枠11番ラストドラフト
減点は前走5着以下馬キャリア3戦以下で【0.0.0.4】。前走弥生賞では対抗視したんですが、逃げて最後は脚がありませんでした。この皐月賞は近3年逃げが残ってませんので、レース質としては遠い1頭です。
6枠12番サートゥルナーリア
デビュー3戦3勝でホープフルS勝ちのG1馬です。問題なのはそこからの直行で、中山競馬場が路盤改修された2015年以降の過去4回、今回中9週以上馬は【0.0.2.4】と連対すらありません。前走ホープフルSは内で脚を溜めて狭いところを出てきました。レース質として悪くありませんが、近3年は2着までの競馬なんで、アタマからの馬券となると全依存まではどうかと思います。そもそもこのローテ、恐らく日本ダービーを見据えてるんだと思いますが、あまり功奏した記憶がないんですョネ……。印は回すと思います。
7枠13番ブレイキングドーン
ユーチューブでは特注馬として紹介した1頭です。共通点はツイッターに画像つきで公開してます【2.2.6.34】で複勝率22.7%、単回収値121・複回収値175の好データにも該当しており期待の1頭です。
7枠14番ダディーズマインド
前走10キロ以上マイナス体重だった馬は【0.0.0.11】。2走前が+28キロで前走が-16キロ……。普通じゃない臨戦ですネw。厳しいでしょう。
7枠15番クリノガウディー
朝日杯FSは恵まれた2着でしたが、4角接触があって割り引けば好走の部類でした。ただ前走スプリングSは逃げて6着はレース質として大きく異なります。前走3番人気以下5着以下馬は【0.0.0.31】。最内とからな警戒も必要でしたが、今回は軽視方向です。
8枠16番タガノディアマンテ
減点は前走6番人気以下4着以下馬【0.0.0.16】。前走スプリングSは外に出して上り2位の脚で追い込んで4着まででした。位置取りが後ろ過ぎたのは確かで、これは皐月賞のレース質からは遠い印象です。クラスが上がってから位置取りに苦労するようになったことから、そもそも力が足りない可能性もあります。軽視方向です。
8枠17番アドマイヤジャスタ
前走2200m以上戦出走馬は過去10年【0.0.0.13】。2走前のホープフルSは番手追走から2着でしたが、この番手追走の馬が皐月賞と相性が悪く、ココでは軽視したい1頭であります。
8枠18番ナイママ
前走3番人気以下5着以下馬は過去10年【0.0.0.31】。この馬は近2走の道中を不可解なマクリに出ていてよく分からない1頭です。かかったようには観えなかったんですが、まぁ~皐月賞で穴をあけるタイプでもありませんね。軽視方向です。
まとめ
登録19頭でスプリングS勝ちのエメラルファイトが回避してフルゲートとなりました。私はデータでエメラルファイトを切ってまして、例外視の筆頭候補にしてただけに、これで買い方が難しくなりました。「1強」って言う人が多いですが、私は「混戦」だと思ってます。思いっきり振り回してみても良いレースだと思います。
以上、皐月賞2019【枠順確定】全頭解説編を終わりたいと思います。
最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。