宝塚記念2019キャッチ

第60回宝塚記念2019の枠順が確定しました。キセキが1枠1番、レイデオロが2枠2番、リスグラシューが8枠12番などとなっています。

ここでは、枠順確定後の全頭馬解説と、宝塚記念過去10年のデータを中心に枠番別成績と払戻金の傾向と道悪血統について調べてみました。

宝塚記念の穴馬はコレだ!

過去10年、単勝20倍以上馬は6回で8頭が馬券に絡んでますが、

LINE@に掲載してます項に該当する馬は【2.3.3.20】

複勝率28.6%・単回値224・複回値218とハイアベレージです。

今年はコノ馬!! ⇒ 人気ブログランキングTで限定公開中です!(ノーブルマーズでした)

先週のユニコーンSでは特注馬指名のダンツキャッスルが6人気3着、マーメイドSは本命レッドランディーニが10人気2着、日本ダービーでも特注馬ロジャーバローズが12人気1着と目下絶好調です!

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ユーチューブでは過去3年を振り返って考察しております。

着候補 消去項目入り枠順表

  • 1 1着候補 キセキ 減点なし
  • 2 2着候補 レイデオロ 減点Da
  • 3 1着候補 エタリオウ 減点なし
  • 4 1着候補 アルアイン 減点なし
  • 5 -着候補 タツゴウゲキ 減点Ab
  • 6 -着候補 スティッフェリオ 減点Ca
  • 7 -着候補 マカヒキ 減点Ab
  • 8 -着候補 ショウナンバッハ 減点Aa
  • 9 -着候補 クリンチャー 減点Ba
  • 10 -着候補 ノーブルマーズ 減点Aa
  • 11 2着候補 スワーヴリチャード 減点Da
  • 12 2着候補 リスグラシュー 減点Da
  • 回避馬

  •  -着候補 ソールインパクト 減点Aa
  • 宝塚記念過去10年の枠番別成績

    宝塚記念2019過去10年枠別データ

    宝記念過去10年で最多勝は8枠の6勝、最多連対も8枠の6回です。穴もココからで、2016年は8番人気マリアライト、2015年は6番人気ラブリーデイ、2010年は8番人気ナカヤマフェスタがそれぞれ1着し、唯一の単複とも回収値100超です。1枠も1勝1連対止まりながら5頭が馬券に絡み、複回収値100超は優秀です。貢献したのは昨年12番人気3着ノーブルマーズ、2015年11番人気3着ショウナンパンドラで、ココは穴馬要注意です。

    今回の予想オッズと過去の払戻金などデータ色々

    単勝オッズ

    データはnetkeiba.comさんを参考にしてます。

    (2019年6月20日22時頃執筆時)

  • 1 キセキ 3.3
  • 2 レイデオロ 3.6
  • 3 リスグラシュー 5.3
  • 4 アルアイン 5.7
  • 5 エタリオウ 5.9
  • 着候補別では……

  • 1着候補:1・4・5番人気
  • 2着候補:2・3・6番人気
  • 人気所を網羅しましたが、この中から決まることが前提になります。

    過去の払戻金データ

    宝塚記念2019過去10年払戻金データ

    過去10年、単勝4桁配当は5回とかなりの波乱傾向です。馬連万馬券はオール4桁で50倍超6回でこちらも相当荒れてますが、特出すべきは3連複で、近5年で4回が万馬券で、内3回が5万超となっております。波乱前提で振り回すのも一考でしょう。

    過去の1番人気馬の成績は?

    宝塚記念2019過去10年1番人気馬データ

    過去10年、1番人気馬は【2.3.2.3】と平均をやや下回る微妙な成績です。昨年は拮抗した1番人気サトノダイヤモンドが6着しましたが、その前3回は断然人気で負けており、これが波乱の最たる要因でもあります。今年は昨年同様人気を分け合う様相の想定オッズですが、軸馬を選定するなら慎重にならざるを得ませんネ。

    阪神芝内回りコースの産駒別成績

    宝塚記念2019血統

    上の画は、昨年行われた阪神芝内回りコース約240Rの良馬場:やや重・重・不良の種牡馬別成績です。左が良馬場、右がやや重・重・不良の成績です。

    道悪での成績が3項目とも上回るのがディープインパクト、ジャングルポケット、ディープスカイ産駒。逆に3項目全てで数字を落としてるのがキングカメハメハ、マーベラスサンデー、ステイゴールド、ルーラーシップ産駒。ハーツクライ産駒は勝率はアップながら、連対率・3着内率では良馬場の方が上回ります。

    宝塚記念2019全頭解説

    キセキ

    大阪杯2着からの臨戦になります。有馬記念5着からの直行だったんですが、番手追走が併走気味になってコーナーは外⇒直線は中で3分所の絶好位でしたが、これは勝ち馬が完璧に嵌りました。これを取りこぼしたと捕らえられてオッズが下がるなら妙味を感じます。

    元々この馬は消耗戦みたいなレースで結果を残してきたタイプで、菊花賞もそうでしたけど、これは長距離戦って訳じゃなくて、この馬が馬券に絡むときは何某かアクシデントが起こって波乱決着が多い印象です。

    菊花賞は1番人気で勝ったんですが3連単50万馬券決着で、毎日王冠と天皇賞秋はともに自身が6番人気で万馬券決着。前走の大阪杯は勝ち馬アルアインが9番人気で9万馬券と、結局JC2着以外は全部荒れてるんですっょネ。そんな訳でして今回のキセキ、データ重視なら本命なんですが、ちょっとデータでは人気所ばっかりが残ったのもありまして、この馬が来るなら穴目の馬を例外視する必要性は感じております。

    レイデオロ

    前走海外戦出走【0.3.1.12】で減点が入りました。ドバイシーマクラシックを逃げて6着からの臨戦であります。逃げ馬はこの宝塚記念不相性で、レース質からは遠いですネ。仮に行かされた格好だとしても、今まで使ってなかった逃げというカードを切ったこと、間隔こそあきましたが実践としてはその直後のレースであることは大幅な減点であります。

    昨年の遠征時は折り合いに苦しんで4着の後、オールかマー⇒天皇賞秋を連勝。海外帰りでダメになるケースには該当しそうにありませんし、何よりですね、オールカマーから天皇賞秋の臨戦はホント相性が悪くて、データを覆したこの馬に臨戦云々は当てはまらないかも知れません。

    私としても、まともにやればこの馬が1番強いと思ってるんですが、最後に見たときが想定ですがキセキと拮抗した1.2番人気でして、その辺りの不安は世論を反映してるような気もしますネ。馬券からは外せないとは思いますが、全幅の信頼などは到底置けず、現時点では4~5番手評価で考えております。

    エタリオウ

    前走は天皇賞春4着からの臨戦になります。坂の下りを利用して、3~4角でマクリ気味に出て行きました。いかにもステイゴールド産駒っぽい走りでコーナーは外、ただ直線はもう連対馬の外じゃ~間に合わないのが早々に分かったんでしょうネ。内に入れようとしましたが前が止まりませんでした。天皇賞春は今年も京都の開催2週目で行われまして、こういった前残りでタフなレースになることも多いんですが、向く向かないなら向かない方の展開だったと思います。レース質もちょっと遠いですネ。

    これでコース替わりがどうか?ですが、阪神芝は【0.3.0.1】。全成績が【1.7.0.3】なんでもう参考外なんですが、4着したデビュー戦は内回りで、2着3回は神戸新聞杯を含め全戦2400mの外回り……。しかも1勝馬っということで強くは押せないんですが、データ優先で序列をつけるとこの馬が対抗になります。現時点では対抗以下という評価で考えております。

    アルアイン

    減点なしの満点クリア馬です。大阪杯では皐月賞以来の復活星となりましたが、この馬は好走が続くタイプじゃなくなったので、その辺りは気になります。コーナーはインベタで脚を溜めてしかもイン差し……。この競馬は宝塚記念でも結構多くてレース質は合ってますし、内からワグネリアン、外からキセキが差し返そうかといった勢いを残してるのは評価に値します。

    ただ、前走が9番人気1着なんで、データ的にギリギリなんですょネ。ちなみに前走10番人気以下だと過去10年【0.0.2.26】なんですが、G1馬がココまで人気が落ちるのが不当なのか仕方ないのか考えたら、これまでの戦歴を見ると仕方ないかなぁ~って思ってまいます。そんな訳で減点なしの1着候補馬3頭の中では一番下の評価で考えております。

    タツゴウゲキ

    前走6番人気以下の6歳以上馬【0.0.0.27】で減点が入りました。鮫島厩舎は先週禁止薬物問題で除外馬が出てて、この馬への余波も心配されましたが大丈夫なようです。1年ぶりの出走でもありここは静観方向です。

    スティッフェリオ

    前走10番人気以下3着以下馬【0.0.0.21】で減点が入りました。重賞連勝した時は大物感も感じたんですが、前走だけで判断するならG1では足りないかなぁ~って思います。夏場に良績もあり、穴なら怖い1頭だとうは思いますが……。

    マカヒキ

    前走6番人気以下の6歳以上馬【0.0.0.27】で減点が入りました。「ココしかない」タイミングで京都記念を3着し復活を予感させましたが、かなり向いた中での3着止まりと判断せざるを得ない内容でもありました。そんな中で大阪杯の4着は自力の証でもありますが、ここでのイメージは今一つ沸かないところであります。軽視方向です。

    ショウナンバッハ

    6歳以上で2キロ以上増馬【0.0.0.12】で減点が入りました。この馬も好走が続くタイプじゃなくて、特に遠征を伴う関西でのレースが散々……。今回は見送ります。

    クリンチャー

    近2走とも6着以下の牡馬【0.0.0.19】で減点が入りました。とうとう見限る時が来ましたネ。海外遠征でリズムを崩して、全然ダメになって帰ってくる馬をもう何頭も観てきて、この馬にはそうなって欲しくない願いもこめて有馬記念⇒日経賞⇒天皇賞春は応援し続けてきましたが、特に近2走はそれなりに売れたりして馬券的妙味も薄く、今回は見送る方向でいます。

    ノーブルマーズ

    ユーチューブでは特注馬として紹介した1頭です。この特注馬が最近例にない程好調でして、日本ダービーでは12番人気ロジャーバローズが1着、マーメイドSではレッドランディーニが10番人気2着、先週のユニコーンSではダンツキャッスルが6番人気3着と好走続きです。LINE@では毎週この特注馬をデータつきで紹介しておりますので、お友達登録がまだの方は是非この機会に登録してみて下さい。

    前走は鳴尾記念5着からの臨戦です。コーナーは外を回らされて、直線は中から外に移動した競馬でしたが、上り最速で勝ちきったメールドグラース以外は前が止まらない展開に泣きました。6着以下馬は全然勝負になってませんので、評価に値するのは前5頭までなんですが、そんな訳でギリギリの評価であります。レース質は悪くないですし、何より昨年の3着馬ですから、これで想定10番人気とかなりますと舐められましたネ。

    加えましてデータ面なんですが、LINE@に画像つきで紹介しております【2.3.3.20】、複勝率28.6%・単回値224・複回値218とハイアベレージなデータに該当しております。斤量2キロ以上増の6歳以上馬【0.0.0.12】で減点が入りましたが、穴ならこの馬が筆頭候補です。

    スワーヴリチャード

    前走海外戦出走【0.3.1.12】で減点が入りました。ドバイシーマクラシック3着からの臨戦ですが、内で脚を溜めて直線にかけたのは宝塚記念のレース質にマッチします。狭いところをよく割って出てきましたネ。ただ、この馬は初めての海外遠征ですから、全くダメになって帰ってきてる可能性には注意せなアカン1頭であります。

    それと気に入らないのが臨戦ですネ。毎回書いてますが昨年は距離適正を無視してまで東京コース優先で安田記念を使い3着。それ以降連対がないのも事実でして、もしこのまま未勝利で終るようなことがあれば大きなターニングポイントでした。じゃぁ~今年は何故宝塚記念?ってのが素直な感想であります。

    確かに1頭強いのが居ましたし、もちろんデムーロ騎手との絡み、ノーザンの事情も分からない訳ではありませんが、それにしても一貫性がない起用には疑問だらけです。人気なら切るかもしれませんが、私が最後に観たときは想定で6番人気位でしたから、一応6~7番手評価で残しておきたいと思います。人気ならかなり危ないと思います。

    リスグラシュー

    前走は香港のクイーンエリザベス2世C3着からの臨戦になります。コーナーは外で、4角直前では包まれそうな感じでしたが、違うのが直線横にズラッと広がったのは向いた1点でした。最後はいい脚を使って伸びてきたのはこの馬の競馬でもありましたネ。遠征は一度経験済みで、帰国緒戦の金鯱賞を2着してますから、海外帰りでダメになる可能性としては低そうです。減点はその前走海外戦出走の項で【0.3.1.12】。

    何よりこのレースを勝ったのが中山専用機と言われつつありましたウインブライトで、阪神コースとの相関性については今更言うまでもないでしょうが【1.2.3.0】。パーフェクト馬券圏内であります。牝馬はそもそも宝塚記念と好相性ですし、2着候補馬3頭の中では最上位評価、場合によっては▲以上に抜擢する可能性も残しておきたい1頭であります。

    まとめ

    以前、毎年のように現地観戦してたんですが、身内の不幸があって以降、法事やら色々忙しくて行けなくなってしまいました。その頃から比べると今年は若干涼しい印象なんですが、この宝塚記念が終れば完璧に夏本番!体調管理にはくれぐれも気をつけたいところであります。

    以上、宝塚記念2019【枠順確定】雨でも走れる道悪血統のアノ馬【全頭解説】編を終わりたいと思います。

    最後までご覧いただきましてまことにありがとうございました。